U-18GAME RESULT試合結果

2017年U-18試合結果

8/02(水) 
味の素フィールド西が丘
(キックオフ 18:00)

第41回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)関東大会

FC東京U-18

2-0

浦和レッドダイヤモンズユース

FC東京得点者

15久保建英(79分)、10小林幹(83分)

FC東京出場選手

GK 16高瀬和楠
DF 5岡庭愁人、3篠原新汰、4長谷川光基、6荒川滉貴
MF 10小林幹→8小林真鷹(88分)、18品田愛斗、23平川怜、7杉山伶央→11横山塁(71分)
FW 14原大智→13吉田和拓(90分)、15久保建英

寸評

[リザーブ]
GK:1大本竜司
DF:24草住晃之介
MF:17寺山翼
FW:9吹野竜司

○試合レポート
【Challenge to the next stage】
「連覇を狙えるのは俺たちだけ」
第41回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会もいよいよ決勝戦。
対戦カードは『浦和レッドダイヤモンズユース - FC東京U-18』
東京は準決勝で川崎フロンターレU-18を相手に原大智の2得点で勝利。
原は今大会通算6得点で得点ランキング首位タイ。決勝戦で得点を奪うと単独での得点王も見えてくる。
対する、浦和は準決勝でモンテディオ山形ユースを2-0で破り決勝へと進んできた。
浦和との今シーズンの対戦成績は関東大会準決勝で対戦し1-0で勝利。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ EAST第2節ではアウェイゲームを2-1で勝利しており、浦和はリベンジに燃え、モチベーション高く試合に入ってくる。
2010・2011年のヴェルディユース以来の大会連覇(FC東京として初めての)を目指す、若き青赤の選手たちと、是非一緒に戦ってください。
試合は3,584人という非常に多くのファン・サポーター・父兄に見守られ東京のキックオフで開始された。

【前半】
球際での激しい攻防から主導権争いが行われると、最初のチャンスは東京が得る。
2分、相手陣内ほぼ中央で久保がファウルを受け、FKを獲得。これを品田が前線に送るが、誰も合わせられず、ボールはラインをアウト。
その後、お互いにPA周辺まではボールを進めるものの、守備陣が集中力を切らさず、決定機を作り出せないまま時間が進む。
17分、エリア中央手前で久保が粘ってボールを収めると、フォローした小林幹が左に展開。
そこに走り込んだ杉山が抑えた良いシュートを放ったが、GKにセーブされCK。このCKは防がれ得点を奪えない。
すると浦和に決定機を作られる。
24分、右サイドから斜めにボールを入れられると東京DF左サイド裏に走り込んだFW井澤に渡り、左PA内から決定的なシュートを打たれたが……枠の外。
東京も直後の26分、左サイドバックの荒川が高い位置まで走り込み、ゴール前へクロス。
これを中央の小林幹が平川に落としミドル。
さらに今度は杉山が左サイドから仕掛け、小林幹が右に展開。
長い距離をオーバーラップした岡庭がグラウンダーのクロスを入れるも中央で浦和にカットされる。東京は両サイドを起点にワイドに仕掛ける。
30分には、自陣内から左SB荒川が右前線にサイドを変える長いフィード。
これに合わせて抜け出した久保が巧みなトラップでエリアに進入。相手DF2人のあいだを緩急を付けたドリブルで抜き去ろうとしたが、倒されるも、ファウルなし。
攻勢を強める東京は38分、左の杉山→中央の久保、品田、平川が流れるようなパスワーク。
最後は右エリアに走り込んだ小林幹が決定的なシュートを放つが……浦和のブロックに阻まれる。
反対に42分、浦和にテンポよく東京陣内に運ばれ、FW井澤に強烈なミドルを打たれたが、高瀬が横っ飛びでセーブ。
すぐさま反撃に出た東京は43分、相手GKのパスを品田がインターセプト。エリアの原に当てて、自らPAに進入。
絶好のチャンスだったが、シュートは相手GKの足に阻まれると、こぼれを拾った平川がゴールを狙うも、DFにブロックされゴールならず。
前半はスコアレスで終了する。

【ハーフタイム】
佐藤監督
「相手のカウンターに気をつけよう。冷静にゲームを運びながら、もう一つギアを上げよう。そのなかで、より集中力を高め、最後まで走りきること。」

【後半】
お互いに選手交代を行わずに開始した後半。
勢いよく入ったのは浦和。
46分、右サイドを突破されかけるも、岡庭がスライディングでスローインに逃れる。その流れからクロスを入れられるも、高瀬が落ち着いてキャッチ。
さらに、52分には決定機を作られてしまう。
相手に素早い攻撃を仕掛けられると、グラウンダーのクロスを篠原がスライディングでカットしCKに。
この右CKのクリアが短くなり、東京の左PA内に浮いたところを浦和FW井澤がボレーを放つも、枠を捉えず。
これを凌ぐと、徐々に流れは東京へ。
57分、品田が中央をドリブルで持ち上がり、左寄りの杉山とのワンツーから左エリアに回り込み、シュートを放つが、浦和がブロック。
さらにセカンドボールを回収し、小林幹、品田がエリア手前からシュートを放ったが、ことごとく中央を固める浦和DFの足元に阻まれ…。
続く58分、中盤で浦和FWシマブクのドリブルを杉山が奪うと、浦和GKが前に出ているのを確認し、ロングレンジで狙うも、わずかにバーの上に……。
66分、久保の縦パスを、原がワンタッチで落とし、これに合わせて杉山が左PA内に進入。
決定機を作ったが……シュートは左に……。
すると今度は浦和が東京ゴールに迫る。
75分、ゴール前の混戦でGK高瀬がルーズボールに飛び出すと相手と激しく接触。このこぼれ球を懸命にクリア。
さらに78分、浦和選手の突破に対して、岡庭がブロックするもボールが手に当たり、ペナルティアーク内でのFKを与えてしまう。
しかし、この決定機は壁がブロックしゴールを許さない。
これを凌ぐと試合が動く。
79分、左SBの荒川が攻め上がり、左PAすぐの小林幹に預けタメを作ると、外側から走り込もうとする久保にパス。
久保は、左PA内の角度のないところから左足でニアを射抜き先制。
さらに83分 左エリアに走り込んだ小林幹がクロスを入れると、スライディングでブロックに来た相手選手の腕に当たりPKを獲得。
これを自身が右スミに決め追加点。
その後、選手交代を使いながら時計を進める。アディショナルタイム3分を終え、審判の笛が鳴るとスタジアム内に歓喜の声が。

この結果により、『第41回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会』にて優勝いたしました。
昨年に続く優勝で連覇を達成し、クラブとして4度目(2001・2008・2016年)のタイトルを獲得しました。
なお、小林幹が大会MVPに、6得点のタイ記録で原大智が得点王に輝きました。

大会をとおして、U-18への温かなご声援をいただき、誠にありがとうございました。

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