GAME RESULT試合結果
2015/2/21(土)
観衆 6,088人
天候 雨、弱風 気温 10.2度 湿度 64%
主審:上田 益也 副審:宮部 範久/権田 智久 四審:
プレシーズンマッチ
レベルファイブスタジアム(away)
2-0
試合終了
前半1-0
後半1-0
FC東京 | アビスパ福岡 | |
---|---|---|
17分:前田 遼一、62分:武藤 嘉紀 | 得点者 | |
46分:米本 拓司→羽生 直剛 66分:前田 遼一→東 慶悟 66分:梶山 陽平→高橋 秀人 76分:カニーニ→吉本 一謙 76分:三田 啓貴→石川 直宏 88分:森重 真人→丸山 祐市 |
選手交代 |
46分:金森 健志→酒井 宣福 68分:平井 将生→牛之濱 拓 76分:鈴木 惇→中原 秀人 80分:坂田 大輔→中原 貴之 |
6 | シュート | 6 |
8 | GK | 5 |
9 | CK | 1 |
9 | 直接FK | 9 |
3 | 間接FK | 3 |
3 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
0 | 警告 | 1 |
0 | 退場 | 0 |
GK | 1 | 権田 修一 |
DF | 2 | 徳永 悠平 |
DF | 3 | 森重 真人 |
DF | 30 | カニーニ |
DF | 6 | 太田 宏介 |
MF | 7 | 米本 拓司 |
MF | 10 | 梶山 陽平 |
MF | 8 | 三田 啓貴 |
FW | 17 | 河野 広貴 |
FW | 14 | 武藤 嘉紀 |
FW | 20 | 前田 遼一 |
GK | 13 | 榎本 達也 |
DF | 5 | 丸山 祐市 |
DF | 29 | 吉本 一謙 |
MF | 4 | 高橋 秀人 |
MF | 22 | 羽生 直剛 |
MF | 38 | 東 慶悟 |
FW | 18 | 石川 直宏 |
GK | 1 | 神山 竜一 |
DF | 21 | 高 准翼 |
DF | 19 | 堤 俊輔 |
DF | 2 | 濱田 水輝 |
MF | 18 | 亀川 諒史 |
MF | 15 | 末吉 隼也 |
MF | 33 | 鈴木 惇 |
MF | 7 | 金森 健志 |
FW | 10 | 城後 寿 |
FW | 14 | 平井 将生 |
FW | 11 | 坂田 大輔 |
GK | 25 | 笠川 永太 |
DF | 3 | 阿部 巧 |
DF | 4 | イ グァンソン |
MF | 8 | 中原 秀人 |
MF | 20 | 酒井 宣福 |
MF | 28 | 牛之濱 拓 |
FW | 9 | 中原 貴之 |
【選手・監督コメント】
開幕につなげるためにも勝利がほしい一戦
小雨がパラつく福岡・レベルファイブスタジアムにて、プレシーズンマッチを迎える。
東京は、今季加入のFW前田が先発。武藤と2トップを組み、河野がトップ下に。アンカーには梶山を、センターバックにはカニーニを起用。インサイドハーフを米本と三田が務める布陣で臨む。
また午前中の練習試合(vs福岡大学戦)に出場したメンバーもベンチに控える。福岡はメンバー表の上では3-6-2だが、MF亀川が左サイドバックを務める4-4-2か。
自信を掴み、よい形で開幕につなげるためにも勝利がほしいプレシーズンマッチ。
試合は14時3分に福岡のキックオフでスタートした。
試合は立ち上がりの9分、左サイドの太田が間合いを計ってクロス。右に流れたところを再びマイボールにしてクロス。相手GKからこぼれたボールに、前田がゴールエリアまで走り込んで詰めたが、CKを得るに留まった。
続く11分にはセットプレーを中心に攻め込む時間帯。太田の左CKから、森重が打点の高いヘッドからゴールを狙ったが枠外に。迎えた17分、武藤→太田が左前線から、低目のクロス。中央に上がった前田が身体に当てるようにして押し込み、GOAL!!先制点を奪う!
24分、相手左サイドからドリブルで中央に持ち込まれてつながれ、中央→左エリア角から狙われたが、三田がシュートブロック。こぼれ球をつないで、再び左前線からシュートに持ち込まれたが、ゴールを越える。さらに31分には米本が奪いにいったプレーがファウルの判定。東京陣内で福岡にFKを与える。距離のあるところから福岡MF末吉に直接狙われたが、バーの上に。
37分、中盤左サイドで米本が奪い、フォローした河野が梶山に落とす。しかし梶山→中央のカニーニへのパスがわずかに短く。福岡FW坂田に詰められ、カニーニのトラップ際を相手FW平井に奪われてドリブルで前進。
権田と1対1の場面を作られたが……FW平井のシュートは左に外れ、ピンチを免れた……。
前半は、新加入・前田がゴールを奪い1-0で折り返す。
太田からのクロスに武藤が飛び込み、鮮やかなゴールで2-0勝利!
後半に入り50分の東京の攻撃。太田の長目のクロスは、前田には渡らず。相手DFのこぼれに三田が詰めようとしたが、先に相手GKがキャッチ。58分には東京陣内右寄りからの相手FK。MF鈴木がファーに送り、DF濱田に飛び込まれたが、わずかに触られたボールはラインを割る。
迎えた62分、速い攻撃を仕掛け、森重→左を上がった太田が再びクロス。ゴール前・ニアの武藤が低い姿勢のヘッドを放ってGOAL!!GOAL!!
66分、前田、梶山に代えて東、高橋を投入。東はトップ下に。河野と武藤が前線に。さらに76分には石川、吉本がイン。高橋と羽生のダブルボランチ、両サイドを石川と東が務める。78分には相手左サイドバック亀川が中央を上がり、右エリアに斜めのスルーパス。しかし太田、吉本が素早く対応。なおもセカンドを奪われ、今度は左クロスを入れられたが、これも太田がヘッドで弾く。
88分には森重に代わり丸山が入りそのままセンターバックに。試合は前田、武藤のFW陣の決定力で2-0のまま終了。2015シーズン初の公式戦を勝利で飾り、Jリーグ開幕に向け、幸先の良いスタートとなった。
【選手コメント】
《前田》
「(東京での初ゴールだが?)
これまでは、自分自身クロスに対して入っていくタイミングが少し遅いと感じていた。今日は遅れないように、よい形で入っていくことができたと思う。太田選手のクロスはタイミングが取りやすい。上がってくるタイミングがわかるから。キャンプ以前を含めて、これまでは自分を出すことよりも、僕がチームに合わせていくことを意識していた。それは今日も同じ。よりチームの中に入ってプレーすることを心掛けた。点をとれたことはよかったけれど、大事なのはこれから。開幕に向けてもっと連係や精度を高めて、ゴールできるように頑張ります」
《武藤》
「これまで焦りはなかったが、こうして今日、公式戦の雰囲気のなかで得点をとることができて、少しホッとした気持ちもある。ニアへの動きは最初から狙っていた。前半は合わないことが多かったが……ピッチが滑って、いつもであれば追い付けるところが追い付けなかった。ハーフタイムに、太田選手から『下が滑るので、できればもう少し上のほうがいいかも』という話をして、ドンピシャのボールが来た。最高だった。90分間、走って、守備にも頑張って足がつらなかったのは、よい状態であるというバロメータ。ここからさらに上がると思うので、それは自分でも楽しみ。ケガなく開幕を迎えたい。
【マッシモ フィッカデンティ監督の会見要旨】
「リーグ開幕まで残り2週間という中、J2で競争力のあるチームとの試合は非常に重要だったと思う。自分たちにとってあらゆる観点から有意義な試合だった。今日の試合に関しては終盤の10分、15分、たくさん交代したことと、疲れからパフォーマンスが落ちたということがあったが、それを抜きにしてもチームとしては非常にレベルの高いプレーを見せてくれた。特に相手のペナルティーエリアまで何度も攻め上がり、多くのチャンスを作り上げた。そこで自分たちの課題というのは最後の部分の精度になってくる。その精度をここからなんとしても高めていきたいと思っている」
【福岡・井原 正巳監督の会見要旨】
「FC東京はJ1でも非常に力のある選手が揃っていて、安定感のあるチーム。攻撃にもタレントが揃っているし、守備が特に堅いというチームカラーだと思う。そのような相手に我々はどこまでやれるか、というところだった。今日、2失点はしてしまったが、守備のところはある程度やろうとしていた守りができたかなと思う。
ケアをしていたサイドからのクロス2本にやられてしまった。その辺りは相手の攻撃の精度であったり、決めるべき選手に決められてしまった。我々の守備の部分の甘さがあったのかなと思う。ただ、全体を通してはある程度チームとして組織力やバランスを発揮できたのかなと思う」