GAME RESULT試合結果
第12節 2005/5/14(土)
観衆 8,593人
天候 曇、弱 気温 12.2度 湿度 75%
主審:奥谷 彰男 副審:高橋 佳久/中原 美智雄 四審:岡野 宇広
J1 第12節
市原
2-1
試合終了
前半2-0
後半0-1
ジェフユナイテッド千葉 | FC東京 | |
---|---|---|
17' ハース 29' 巻 誠一郎 |
得点者 |
89' ルーカス |
70' ハース → 林 丈統 87' 巻 誠一郎 → 山岸 智 |
選手交代 |
51' 戸田 光洋 → ルーカス 59' 宮沢 正史 → ダニーロ 70' 近藤 祐介 → 小林 成光 |
16 | シュート | 12 |
6 | CK | 9 |
23 | FK | 14 |
警告 |
45' 浅利 悟 |
|
退場 |
GK | 17 | 櫛野 亮 |
DF | 3 | 斎藤 大輔 |
DF | 5 | ストヤノフ |
DF | 27 | 水本 裕貴 |
MF | 29 | 水野 晃樹 |
MF | 6 | 阿部 勇樹 |
MF | 7 | 佐藤 勇人 |
MF | 2 | 坂本 將貴 |
MF | 22 | 羽生 直剛 |
FW | 18 | 巻 誠一郎 |
FW | 10 | ハース |
GK | 1 | 立石 智紀 |
DF | 26 | 藤田 義明 |
MF | 16 | 山岸 智 |
MF | 8 | ポペスク |
FW | 9 | 林 丈統 |
GK | 1 | 土肥 洋一 |
DF | 20 | 加地 亮 |
DF | 3 | ジャーン |
DF | 2 | 茂庭 照幸 |
DF | 6 | 今野 泰幸 |
MF | 7 | 浅利 悟 |
MF | 16 | 宮沢 正史 |
MF | 27 | 栗澤 僚一 |
FW | 18 | 石川 直宏 |
FW | 13 | 戸田 光洋 |
FW | 32 | 近藤 祐介 |
GK | 22 | 塩田 仁史 |
DF | 25 | 迫井 深也 |
MF | 24 | 小林 成光 |
MF | 19 | ダニーロ |
FW | 9 | ルーカス |
【選手・監督コメント】
勝ち点3を獲るために戦う!
J1リーグ第12節はアウェーでジェフユナイテッド千葉との対戦。前節の大宮戦はロスタイムで追いつかれ、勝ち点1を得るにとどまったが、先制されても石川、近藤祐のゴールで逆転、ルーカスの追加点で最後の詰めの甘さから、引き分けに持ち込まれてしまった反省はあるものの、明らかに6連敗していた試合とは違っていた。大宮戦後の原監督が「この勝ち点1が次につながるものにしたい」と言うよう、今節の戦い方は今後の長いリーグ戦を占う意味で重要と言える。いったん取り戻した「勢い」を自信として継続できるか、それとも連敗をしていた時の苦しい状況に逆戻りしてしまうか、注目したいところだ。
千葉は現在3勝5分3敗で11位、得点20で失点18という数字から分かるように、リスクを冒しても攻撃になった瞬間、人数をかけて速い攻めに出るサッカーが特長。特に2列目のMF阿部、佐藤は長い距離を走ってゴール前に飛び出して来る。新外国人のFWハースは派手ではないがまわりの選手を使うのがうまく、いまの千葉の攻撃の起点として機能している。前節は浦和とスコアレスドローと今季ナビスコも含め初の失点ゼロと守備面でも安定してきている。
対する東京は、三浦、金沢らケガ人が続々と復帰している中、メンバーは前節と同じ布陣。左サイドには馴れないポジションでありながら、前節攻撃の起点となって活躍した今野、右にはまだ左足首が万全ではないが加地が入り、MF陣は浅利が1ボランチに、左右サイドに絶好調の石川と戸田、そして1トップには2003年9月以来のゴールを決めた近藤祐が2戦連発を狙う。ルーカス、ダニーロと決定的な仕事ができる2人が控えに入り、勝負どころでの投入が楽しみである。
千葉とは過去2シーズンにわたって引き分けが続いている相手で、しかもリーグ戦では2003年4月より市原臨海競技場で不敗を誇り、ホームで滅法強い。ただ、リーグ戦はこの第12節をもって7月まで中断。来週から再開されるナビスコカップでの千葉戦に向けても、とにかく勝ち点をもぎとり、雰囲気よく終わりたい一戦でもある。肌寒い曇空の下、7:04pmに東京のキックオフで開始された。
Fighting For The Points
F.C.TOKYO traveled to Ichihara to take on Jef United Chiba in the 12th. game of the season. Although TOKYO had surrendered a 3-1 lead in the previous fixture to tie 3-3 against Ardija the performance had certainly not been one of a team mired in a six game losing streak. After that game TOKYO manager Hara had commented, "We want to carry over this performance and the point we earned into the next match"; whether the team had regained their confidence or would slip back into losing ways was the key question going into the match.
Jef Utd. lay in 11th. place in the league with a W3 D5 L3 record. In 11 games the side had scored 20 and conceded 18, a clear indication of the team's commitment to attacking in numbers. In particular midfielders Abe and Sato covered enormous ground, regularly lending their weight to the attack. Recent import Haas was the attacking lynch pin, skilled at bringing other players into the game. In the previous game Jef had battled the Reds to a scoreless draw, their first clean sheet of the campaign.
With Kanazawa and Miura still injured TOKYO named the same starting line up as in the previous game. Konno appeared again at left back, despite being not completely recovered from his ankle injury Kaji started at right back and Asari filled in as sole defensive midfielder. The in-form Ishikawa began on the right wing, Toda on the left and Yusuke Kondo, fresh from scoring his first league goal since September 2003, appeared as lone striker. Lucas and Danilo bided their time on the bench.
This fixture had ended in a draw in the two previous seasons and Jef had not lost at Ichihara Stadium since April 2003, an impressive record. Following the 12th. round of matches the J.League took a break until July. By coincidence the two teams would meet again in the Nabisco Cup at Ajinomoto Stadium the following Saturday. TOKYO were keen to dispel the cloud hanging over the team and put in a good performance. Jef kicked off shortly after 7pm on an unseasonably chilly evening.
前半で2点のビハインドとなる
試合前、原監督は「怖がらずに高い位置からプレスをかけて、速い攻撃を仕掛ける」との指示、お互い中盤での主導権を握るため、気迫のこもったボールの奪い合い、攻守の切り替えが速い展開となる。2分に左サイドで今野の速いリスタートから、相手DFのこぼれ球を拾った宮沢が最初のシュートを放つ。9分には千葉が左サイドでMF羽生が、中央に切れ込んでシュートを放つも土肥がセーブ、その直後、速攻から東京が左サイドを抜け出した戸田が、相手DFのプレッシャーを受けながら角度のないところからシュート、GKがこれをはじくも誰も詰めることが出来ない。
10分を過ぎると徐々にお互い落ち着きはじめるも、シュートチャンスは東京の方に。14分、東京の右サイド加地→石川のコンビからクロスを入れ、こぼれ球を今野が思いっきり良くシュートを放つも、GKがセーブ。15分には左CKを宮沢がライナー性のボールを入れ、ワントラップしてエリア外から栗澤が狙いすましてシュートするもクロスバーの上に。「いける」と誰もが思い始めたそのとき、相手のワンチャンスで失点を許す。
17分、左サイドをMF羽生が切れ込んでグラウンダーのクロス、混戦となるもFWハースが決め、東京は先制される。しかし、その直後、東京にもビッグチャンスがおとずれる。21分左サイドで戸田→栗澤とわたりクロスを入れると、エリア内右でフリーの近藤祐に。ダイレクトで合わせるもゴール右にはずし、得点を奪えず。その後も左右のサイドから攻撃を仕掛けるも、まん中を固める相手DFにはね返される時間帯が続く。そんな中、カウンターからやってはいけない追加点を奪われる。29分左サイドでFWハースから速いアーリークロスが入ると、走り込んだFW巻にピンポイントで合わされてしまう。
2点のリードを許し、苦しい状況となったが、東京は反撃する。35分、左サイドを突破した近藤祐からこぼれ球を宮沢がシュート、相手DFに当り右CKに。そのCKからジャーンがヘディングシュートを放つもゴール左へはずれる。その後もCK&FKのセットプレーを中心にチャンスをつかむも、ゴールは割れず、2点のビハインドのまま前半を終了した。
TOKYO Concede Early Goals
Manager Hara instructed his team to play without fear, press high up the field and attack at speed. The game began with both sides battling furiously for midfield supremacy, winning the ball and then losing it again. Miyazawa registered the first shot in the 2nd. minute, latching onto a loose ball following a quick restart. In the 9th. minute Jef midfielder Hanyu cut inside from the left and shot; Doi held his effort cleanly then fed Toda on the left. Toda raced for goal and managed to shoot from a tight angle despite severe pressure from a defender; Kushino parried his shot away but the onrushing TOKYO players were unable to connect with the loose ball.
The feverish pace slackened after the first ten minutes and it was TOKYO who created the more opportunities. In the 14th. minute Kaji and Ishikawa combined down the right to set up Konno. Konno struck his shot well but Kushino produced a good save to prevent the opening goal. In the 15th. minute Miyazawa rolled a corner to Kurisawa, lurking outside the area; Kurisawa took one touch but fired his shot over the bar. TOKYO were looking lively but then disaster struck.
Hanyu surged down the left in the 17th. minute and delivered a low cross that caused havoc in the TOKYO defence. Haas stabbed the ball home to give his side the lead. Unfazed, TOKYO fashioned the best chance of the game in the 21st. minute. Toda found Kurisawa on the left and the latter's cross reached Kondo, unmarked inside the penalty area on the right. Kondo struck first time but sent his shot wide of the right post. TOKYO continued to find space along the flanks but some solid defending saw the resulting crosses repeatedly repelled. Jef extended their lead from a rapid counter attack in the 29th. minute; Haas raced down the left and curled in an early cross that Maki dispatched with aplomb.
TOKYO maintained the pressure and won a corner in the 35th. minute after Kondo's tenacity set up Miyazawa. A deflection took his shot past the post and Jean made firm contact with the corner, only to direct his header wide. The visitors threatened from corners and set plays but failed to trouble the Jef goalkeeper and the first half ended 0-2.
ルーカスのゴールで1点差にするも、時すでに遅し
ハーフタイムに原監督は「このままでは終われない」と選手にゲキを飛ばし、後半に送り出すも、開始から5分間は全くチャンスらしいチャンスを作れず、逆に千葉に押し込まれる。特にMF阿部は、FKも合わせて3本のシュートを放つも、土肥が何とかセーブ、追加点を許さない。
流を変えるため、51分に戸田に代りルーカスを投入、近藤祐と2トップにする。53分、左サイドを栗澤→近藤祐で崩しクロス、また56分は左CKを宮沢が入れ、一度はクリアされるもルーカスをからめて再度宮沢がクロスと、サイドでの崩しまではいくものの、シュートまでにはいたらず。59分に左CKから相手クリアボールを拾い、右サイドで加地→栗澤→今野と渡りライナー性のクロスを入れ、ゴール前でルーカスが触ってこぼれをダイレクトで近藤祐がシュートするがフィットせず。その直後、宮沢に代えてダニーロを投入して中央でのルーカスとのコンビで攻撃にアクセントをつけようとするが、なかなかリズムを作れない。
それでも64分、左サイドを栗澤が強引に突破して、石川のリターンをもらいシュートするがCKに。その左CKからのジャーンのヘディングシュートもバーの上に。66分にはカウンターから栗澤→茂庭→ルーカスとつなぎ、最後はダニーロが持ち込むがシュートできず。千葉はカウンターからチャンスをつかみ、決定的な場面を作るが、土肥、茂庭、ジャーンのセンターラインで何とか踏ん張って追加点を許さず。
70分、3枚目の交代カードは、疲れのみえた近藤祐に代えて小林を投入、2トップにルーカスと石川、MFは右から小林、ダニーロ、栗澤と超攻撃的な布陣に。しかし連携ミスをはじめ、パスミス、前線にボールを入れても簡単に奪われるといった悪循環が続き、ずるずるとロスタイムに入ろうとした89分、やっと得点を奪う。ダニーロが強引に左から中央に突破をはかり、こぼれ球を拾ったルーカスが狙いすましてシュート、ゴールに突き刺さり1点差に。ジャーンも前線に上げ、なりふりかまわず攻撃する東京は、ロスタイムに右サイドで粘った石川が、クロスを送り中央に走り込んだ栗澤がヘッドで合わせるが、GKの正面を突き万事休す、1-2で敗れる。
【選手コメント】《栗澤》「チャンスはあっても決められない。また悪い流れになってしまった。前半のうちに決められず、失点して、どうしても『またか…』という雰囲気になってしまう。そうなってはいけないのだが、結局すべてが中途半端になってしまった。最後のヘディングシュートは、思い切り打とうとしたが当たりが弱かった。自分も含め、決定力、プレーの精度を上げていかなければ勝てない。結果を出して自信をつけるしかない」《ルーカス》「いい試合ができなくて残念。チャンスはあったが決められず、その流れから相手のゴールを許してしまった。(交代出場は)前線の人数を増やそうということだった。自分が入ってからもチャンスは作れていたのだが…。得点はダニーロからいいボールがきた。だが勝ちにつながらないゴールなのでうれしくはない。チームは今、いちばん厳しい状況だが、もっとがんばっていい状態にしていきたい」《加地》「相手に走り負けないように、仕事をさせないように…と考えて試合に入ったが。流れのいい時に決められず、一瞬のミスから失点して、どうしてもドタバタしてしまった。攻撃でもクロスをクリアされて終わり…というように淡泊すぎた。2次、3次攻撃につなげるためのポジション取りが悪かった。プレスをかけられる位置にいることが必要。全体をとおしてもう少し落ちついてプレーできればいいのだが。負けが込んでいることも理由にあると思うが…耐えどころをきっちり耐えられれば、決して悪い内容ではないと思う」
【原監督の会見要旨】「立ち上がりからジェフが勢いよくくるのはわかっていた。それに負けないように、ボールを足元だけではなく、スペースへという指示をだした。実際に戸田が攻め上がってシュートしたシーンなど、我々にも何回かチャンスがあった。だが、相手の左サイドを対応しながらも中に入れられて、こぼれ球を決められ失点し、そこから少し不安定になった。特にジェフの2トップのハースと巻にくさびが入った時に、マークが甘くなっていた。彼らにキープされると、2列目から選手が飛び出してくる。そこの対応に遅れた。2失点目もハースが引いたところにジャーンがついていったにも関わらず、最後まで詰めずにクロスを入れられた。巻のヘディングも素晴らしかったが、2失点して弱気になってしまった。ハーフタイムには、どうしても2点差を取り返さなければならないし、怖がらずにいこうと話した。また攻撃になった時、加地がいつもあいていたので、そこを使いながらもっと速くボールを動かそうとした。戸田に代えてルーカスを入れて彼のキープ力を活かし、近藤祐との2トップにして中で起点をつくるようにした。それで我々のペースになったと思う。ジェフのカウンターをくらうのは仕方がないと思っていたので、2トップに入れながら、栗澤を左に入れて、後ろからも前に出ていこうと。あの時間帯で決められていれば・・・。今野のクロスを近藤祐が、GKも出たのにミスしてしまったり。後半の早い時間帯で決めていればまた変わっただろう。決まらない中で、もう少しつなげればいいところを慌てて前に蹴って、カウンターを受けるという展開になった。そこでダニーロを入れて、彼をルーカスの近くでプレーさせてアクセントにして突破口を開こうとした。だがシュートを打てるチャンスになかなか打てなかった。ルーカスが決めたのがロスタイムに近かったので、もう少し早い時間に決めていれば、追いつくチャンスもあったと思うが。このところ失点が多いせいか、ジャーンと茂庭のセンターバックが少し不安定になっているかもしれない。後半のように、しっかり巻とハースに怖がらないでいけば、決してやられる2人ではないのだが。アウェーに関わらず、多くのサポーターが応援に来てくれた。その声援に応えるためにも、もっと早く決めて、あるいはどうしても最後は追いつきたかったが。今はちょっとバランスが悪い。勢いを出すために蹴っている面もあるが、つなげる時にはつなぐことも必要。蹴る時に蹴りすぎてしまっている。そこを修正しなければいけない。ただ、大宮戦、今日の後半と、少しずつ兆しは見えてきている。今野も本来のポジションでやらせたいし、ルーカスも90分できるコンディションではないので、この中断期間にケガの選手を早く治して、修正していきたい」
【千葉・オシム監督の会見要旨】「このような試合が終わり、今はよかったと思っている。どういう意味かというと、FC東京はすごくいいチームだし危険だと思っている。この順位に甘んじているが、もっと上にいてもおかしくない。そういうチームに対して、現実的な結果になったからだ。彼らもこれから上に上がってくるだろうが、今は大変だと思う。そういう意味で、ウチは体力的によくもった。FC東京戦に関しては、そこが非常に重要だと思っていた。1試合を通して相手をコントロールできたとは思うが、最後に失点してしまったわけだから、われわれにもまだ問題はあるということ。あのまま2、3分試合を続けていたら、もう1点失っていたかもしれない。サポーターの皆さんとは意見が違うかもしれないが、それが現実というもの」
Lucas Pulls One Back But...
Manager Hara sent his players out for the second half with orders not to let the game finish as it was; it was Jef who took the initiative however and pressured TOKYO from the restart. Midfielder Abe fired in three efforts that TOKYO keeper Doi somehow repelled.
TOKYO sent on Lucas in place of Toda in the 51st. minute to change the flow of the game. Lucas lined up alongside Kondo and TOKYO immediately looked dangerous. Kondo broke free down the left in the 53rd. minute and crossed while, in the 56th. minute, Miyazawa had two bites of the cherry from a corner but his crosses came to naught. In the 59th. minute a rapid break from a Jef corner led to Konno firing a low cross into the heart of the penalty area; Lucas made a faint contact and the ball squirmed just beyond Kondo. TOKYO then sent on Danilo for Miyazawa but he was unable to create a rhythm in tandem with Lucas.
In the 64th. minute Kurisawa burst powerfully down the left, fed Ishikawa and received the ball back. Kushino tipped his well struck drive around the post for a corner. Jean again outjumped the home defence but headed over the bar. Jef were content to absorb the pressure and hit TOKYO on the break but Jean, Moniwa and Doi performed heroically in defence.
TOKYO played their final card in the 70th. minute, replacing the tiring Kondo with Kobayashi and switching to an ultra-offensive formation of Lucas and Ishikawa as forwards with Kobayashi, Danilo and Kurisawa behind them. Some poor passing and loose play reduced the efficacy of this system and it wasn't until the 89th. minute that TOKYO finally had the ball in the net. Danilo burst aggressively through the middle until blocked off the ball and Lucas swept the loose ball past Kushino to reduce the arrears to a single goal. Jean moved forward as TOKYO threw everything at Jef. In injury time Kurisawa connected with Ishikawa's cross but could only direct his header at Kushino. That was the last action of the game as the whistle blew on a 2-1 defeat.
Players' comments
Kurisawa:
"We had our chances but didn't take them. We were on top early but then conceded and we thought, "Oh no, not again". We did everything by half measures today. At the end I had a chance but my header was weak. Including myself, if we can't improve our finishing and general quality of play we aren't going to win. The only way to increase our confidence is to get a result".
Lucas
"It's very disappointing that we didn't play a good game today. We had chances but failed to take them and our opponents scored. I came on to bolster the forward line and made some openings but...I have Danilo to thank for my goal but I can't really be happy with it as we didn't win the game. We have to fight harder to break out of this situation".
Kaji
"We felt we couldn't afford to lose on workrate or allow them to play. We were on top early but couldn't score, then a mistake led to them scoring and we lost it a little. Our attack was too simplistic and ended with crosses being cleared over and over again. We need to improve our positioning to regain possession in those situations. We need to be in the right place to pressure our opponents and need to be a little calmer when we have the ball. I don't think we played badly today but there's a reason we've been losing so many games recently. We have to be more resilient".
F.C.TOKYO manager Hara
"We knew Jef would come at us and instructed the players to try to use the space, rather than just playing the ball to feet. We had some good chances early on but didn't take them and then failed to deal with a cross and they scored in the goal mouth melee. We lost our composure a little after that, with our marking loose when the ball was played in to Haas and Maki's feet. When they could hold the ball up it allowed support from midfield to get forward. We were a little slow dealing with that. For the second goal even though Jean went with Haas he couldn't prevent him from getting the cross in. Maki's header was excellent but we lost our spirit there. In the second half we had two goals to pull back and I told the players not to be afraid. When we were on the attack Kaji was often free and we should have used him more to move the ball around. We sent Lucas on to make use of his ability to hold the ball up and to serve as a focus of the attack with Kondo. We had a purple patch then and if only we could have scored things might have been different. Kondo missed a great chance from Konno's cross. We were playing the ball forward too early instead of patiently waiting for an opening. We sent on Danilo to play closer to Lucas and provide another option in attack. We didn't shoot when we had the chance though. Lucas scored in the last minute and that didn't really leave us with very much time. We've conceded a few goals recently and I think that has made Jean and Moniwa a little insecure. They played well against Haas and Maki in the second half. Even though we were away a lot of fans came to support us today. We really wanted to respond with the equalising goal. Our balance wasn't good today. Sometimes we hit the long ball when we needed to retain possession longer and that's something we have to put right. However, considering the performance in the Ardija game and the second half today, we are slowly moving in the right direction. We hope to have all the injured players recovered during the break and make a new start in July".
Jef United Chiba manager Osim
"I'm glad the game's over; that was a tough match today. TOKYO are a dangerous team who should surely be higher up the league than they are at the moment. For a team in their position the result was the way things often go. I'm sure they'll move up the table but things are difficult for them at the moment. We knew we had to be physically strong today; you always have to be when you play F.C.TOKYO. Maybe the fans won't agree but if the game had gone on for a few more minutes they probably would have scored again".