GAME RESULT試合結果
第26節 2005/10/01(土)
観衆 9,434人
天候 晴、弱 気温 26.5度 湿度 48%
主審:家本 政明 副審:高橋 佳久/石沢 知 四審:扇谷 健司
J1 第26節
駒場
0-1
試合終了
前半0-0
後半0-1
大宮アルディージャ | FC東京 | |
---|---|---|
得点者 |
60' 宮沢 正史 |
|
63' 金澤 慎 → 斉藤 雅人 69' ディビッドソン 純マーカス → 島田 裕介 76' 藤本 主税 → 森田 浩史 |
選手交代 |
73' 宮沢 正史 → 梶山 陽平 80' ルーカス → 阿部 吉朗 89' 栗澤 僚一 → 三浦 文丈 |
7 | シュート | 7 |
9 | CK | 1 |
17 | FK | 23 |
26' 藤本 主税 57' 冨田 大介 |
警告 |
89' 梶山 陽平 89' 三浦 文丈 |
退場 |
54' 戸田 光洋 |
GK | 1 | 安藤 智安 |
DF | 18 | 西村 卓朗 |
DF | 4 | トニーニョ |
DF | 2 | 奥野 誠一郎 |
DF | 5 | 冨田 大介 |
MF | 6 | ディビッドソン 純マーカス |
MF | 7 | 金澤 慎 |
MF | 10 | トゥット |
MF | 11 | 藤本 主税 |
FW | 30 | 桜井 直人 |
FW | 31 | 山下 芳輝 |
GK | 20 | 荒谷 弘樹 |
MF | 15 | 斉藤 雅人 |
MF | 17 | 島田 裕介 |
FW | 14 | 森田 浩史 |
FW | 32 | レアンドロ |
GK | 1 | 土肥 洋一 |
DF | 20 | 加地 亮 |
DF | 3 | ジャーン |
DF | 2 | 茂庭 照幸 |
DF | 8 | 藤山 竜仁 |
MF | 6 | 今野 泰幸 |
MF | 16 | 宮沢 正史 |
MF | 27 | 栗澤 僚一 |
MF | 14 | 馬場 憂太 |
FW | 13 | 戸田 光洋 |
FW | 9 | ルーカス |
MF | 10 | 三浦 文丈 |
MF | 15 | 鈴木 規郎 |
MF | 23 | 梶山 陽平 |
FW | 11 | 阿部 吉朗 |
FW | 38 | ササ サルセード |
【選手・監督コメント】
新しい布陣で勝ち点3を目指す!
J1リーグ第26節はアウェーで大宮アルディージャとの対戦。前節大分戦は前半はリズムよく攻撃を仕掛けることができなかったが、後半に戸田とササの2トップに布陣を変更することでボールのキープ率があがり、両サイドを起点に何度か決定的なチャンスが生まれたが、結果は2試合連続のスコアレスドロー。ここ3試合を無失点におさえ、守備のバランスはチーム全体としてよくなっているが、攻撃面については結果が出ていない。
大宮は現在東京と同じ勝ち点28、得失点差で14位につけている。8月にFWクリスティアン(6得点)が移籍し、それ以降の7戦では1勝1分5敗。特にここ4試合は連敗が続いて順位も下降している。内容は決して悪くない印象ながらも、結果が出せていない。前節川崎戦でも、FW山下を1トップに置く4-1-4-1の布陣で臨み、前半のチャンスに1点でも入れていればどうなるかわからなかったが、結局2失点を喫し、1-2で敗れている。今節はメンバーをいじってきた。システムを桜井、山下の2トップに、左右サイドにMF藤本、トゥットの布陣でボールを奪ってからの速いカウンターで得点を狙ってくる。また守備面でも2試合出場停止であったボランチのディビッドソン純マーカスが復帰、中盤からの守備を安定させてきた。
対する東京もメンバーを変えてきた。トップ下に馬場、ボランチには梶山の代わりに好調の宮沢が入った。前節でも1本調子になりがちであった攻撃面で、この2人が入ることで攻撃のアクセント、バリエーションが増えることは間違いない。また、大宮がセットプレーからの失点が多いというデータからもこの2人にはプレースキッカーとしての期待もかかる。そして9/17横浜FM戦からまだわずかな日数しか経っていないのにもかかわらず、驚異的な回復でルーカスが復帰する。また、右サイドバックには右足首が万全ではないがこの試合の大切さを思い、本人の強い希望から加地もスタメンに。
前回の5月のホームでの戦いでは、終了間際に同点に追いつかれた相手。「あの時は負けたようなショックだった」と原監督も言うように、その相手にリベンジをするためにも、また同じ勝ち点相手の直接対決を制するためにも、きっちり「3」を奪わなければいけない。この試合を含めて残り9試合、「絶対に負けられない」苦しい戦いとなるが、自分や同じチームメイトの力を信じて、臆することなく全力で勝利目指して戦って欲しい。10月にもかかわらず、まだまだ日差しの強い駒場スタジアム、15:04に東京のキックオフで開始された。
New Line-Up Aims To Nut Squirrels
F.C.TOKYO made the short trip north to Saitama to take on Omiya Ardija in the 26th. round of games. The previous fixture, against Oita Trinita, had been the proverbial game of two halves: a rather uncomfortable first half followed by a change of formation to 4-4-2 and a vastly improved second half performance that saw TOKYO find their rhythm and create a hatful of chances from the wings. Nobody took them though, and a second consecutive 0-0 draw was the result. Three consecutive clean sheets showed the strength of the defence but goalscoring remained the most urgent problem.
Opponents Ardija were in freefall following the transfer of leading scorer Christian in August. In the seven games since his departure they had a W1 D1 L5 record and were mired in a four game losing streak. The team wasn't playing particularly badly; they just couldn't get the results. The previous game against Frontale was an even affair which Kawasaki had edged 2-1. In that game manager Miura had fielded a 4-1-4-1 system with Yamashita as lone striker; for the visit of TOKYO he played Sakurai and Yamashita as forwards with midfielders Hashimoto and Tuto on the flanks in a formation designed for counter attacking at speed. Defensive midfielder Davidson Jun Marques returned from a two match suspension to add some stability to the defence.
TOKYO had made some changes as well; Baba played behind the striker and the in-form Miyazawa replaced Kajiyama in midfield. Their inclusion was an attempt to vary the options in attack. Also, data showed Ardija had conceded several goals from set plays and both are skilled free kick takers. TOKYO welcomed back Lucas in a miraculous return following his hospitalization for concussion and Kaji, determined to play in such an important match, appeared despite an ankle injury.
Ardija had grabbed a dramatic late equaliser in the reverse fixture in May in a game that TOKYO manager Hara described as, "Shocking. It felt like we had lost". Revenge for that and an opportunity to defeat a side on the same number of points raised the intensity among the TOKYO players. Ardija kicked off shortly after 3pm on an unseasonably hot afternoon.
決定的なチャンスはつくるも前半は無得点
予想した通り大宮は自陣を堅め、カウンター狙いの作戦できた。3分には中盤でボールを奪うとMFトゥットがドリブル突破を図る。その直後、今度はエリア右に攻め上がったトゥットにスルーパスがとおり、フリーでシュートを打たれる。決定的な場面であったがかとうじてCKに。東京は大宮の戻りが早く、どうしても時間をかけてからの攻撃となってしまい、むやみに中盤にボールを入れたところを取られ、鋭いカウンターを受ける展開となる。
まったく思うように攻撃が出来なかったが、10分を過ぎてやっと東京もチャンスをつくる。今野が中盤でインターセプトをして左サイドの馬場へ。タイミングよく中央のルーカスにボールがわたり、エリア外から思い切ってシュートを放つもバーの上に。16分にはジャーンのクリアボールが馬場にわたり左サイドからカウンターを仕掛け、最後は栗澤がシュートを狙うも相手DFに阻まれる。18分、右CKを宮沢がニアに速いボールを入れ、そのボールにジャーンが競って相手DFに当たってこぼれるも、GKにキャッチされる。
流れをつかんだ東京はその後も攻撃に出る。20分には大宮のCKからカウンター。左サイドで栗澤→馬場から大きなサイドチェンジに宮沢が走り込む、これを加地がフォローに行ってセンターリングはあげられなかったがいい形をつくる。25分の中央FKからの宮沢のボールは長すぎて直接相手GKに。28分はルーカスのポストプレーから宮沢に。これを相手DFの裏に走り込んだ戸田に浮き球のパスを狙うも、相手GKがキャッチ。30分は栗澤がドリブルで中央に攻め上がりDFを引きつけて右サイドの加地へ。このクロスにルーカスがヘディングで合わせるも枠にはいかず。
37分、左サイドで藤山がドリブルでエリア内に進入、中央に折り返しルーカスがワントラップして強引にシュートにいくも、バーを越えてしまう。横にフリーの宮沢もいただけに惜しい場面であった。38分には自陣での茂庭のクリアボールをルーカスがうまく体を使ってキープ。そのままドリブルでゴールに突進、相手DF3人に囲まれながらエリア内でシュートを放つも相手GKにセーブされてしまう。ともに決定的なチャンスであったが活かしきれず。
大宮も終盤の41分にカウンターから右サイドでトゥットが藤山を振りきりエリア内に進入しエンドラインギリギリからセンターリング、ジャーンが戻ってCKに逃れる。攻められてもFW桜井、山下、MF藤本、トゥットの4人が前線に残り、カウンターを狙う大宮に対して、東京はどうしても思い切りのいい厚みのある攻撃が出来ず。前半は両チームとも無得点のまま終了。
Chances Made But Not Taken
As predicted Ardija looked to defend in depth and hit TOKYO on the counter attack. In the 3rd. minute Tuto attempted to break forward from midfield and shortly after had a free shot turned around the post after running onto a through ball inside the area. Ardija were very quick to pull men back behind the ball and were aided by some reckless midfield play from TOKYO that allowed the home side opportunities to counter attack.
The visitors had to wait until the 10th. minute for their first chance of the game; Konno intercepted a pass in midfield and fed Baba on the left. Baba neatly moved the ball on to Lucas who shot just over the bar from outside the area. In the 16th. minute Jean's clearance sparked a break led by Baba that finished with a defender blocking Kurisawa's shot. Jean made a connection with Miyazawa's firmly struck corner in the 18th. minute but a defender took the pace off the ball and it bobbled to Ando in the Ardija goal.
TOKYO began to dominate play. A sweeping move following an Ardija corner in the 20th. minute came to nothing but showed that the visitors were finding their attacking rhythm. Miyazawa slightly overhit a free kick in the 25th. minute then flighted a pass over the Ardija backline for Toda to run on to; Ando raced off his line to snatch the ball away. Kurisawa dribbled forward in the 30th. minute, drawing defenders to him before slipping the ball out to Kaji. Lucas met Kaji's cross with a firm header but failed to hit the target.
Defender Fujiyama made a rare foray forward in the 37th. minute before cutting the ball back to Lucas in the area. Lucas deftly trapped the ball but shot high with Miyazawa completely unmarked alongside him. Lucas bulled his way forward in the 38th. minute and drew a save from Ando with a well struck effort despite the attention of three defenders. The chances continued at both ends. In the 41st. minute Tuto evaded Fujiyama and played a low cross into the TOKYO area that Jean cleared for a corner. The counter attacking threat from Ardija prevented TOKYO getting forward in numbers to bolster the attack and the first half ended 0-0.
戸田の退場で劣勢になるも、宮沢の1点を全員で守りきる
原監督が選手に「このままでは終われない」と言って送り出した後半が開始する。前半同様、お互いまずは守備をキッチリやる展開であったが、東京にアクシデントがおとずれる。54分、馬場が倒されFKを得ると、そのまま馬場の速いリスタートから戸田がエリア内に飛び出し、相手GKと交錯。このプレーでレッドカードの判定を受け、戸田が退場に。1人少なくなった東京は宮沢を左サイドに、今野の1ボランチの布陣に修正する。
劣勢にはなったが、東京の勝負をあきらめない気持ちが大宮の一瞬のスキを突いて待望の先制点を奪う。60分、中央で宮沢がボールをキープして馬場に。これを馬場はダイレクトで浅くなっていた相手DFの裏に絶妙なスルーパスを送るとルーカスが抜け出し、DFと競りながらもシュート。前に出てきたGKに一度は阻まれるも、こぼれ球に猛然と走り込んできた宮沢が、狙いすまして無人のゴールに蹴りこみ先制する。
大宮が猛反撃に出る。まずは選手交代、63分MF金澤→MF斉藤、69分MFディビッドソン純マーカス→MF島田とし、特に島田の左足はセットプレーで威力を発揮する。その後、中央でフリーになったFW桜井がエリア外から強烈なシュートを放つも、何とか土肥がセーブしCKに逃れる。71分、右FKから島田の蹴ったボールは土肥がキャッチ。東京も73分、疲れのみえた宮沢に代わり梶山を投入するも大宮の勢いを止めることは出来ない。76分には右サイドでFW桜井→MF藤本とわたりグラウンダーのクロス。トゥットが跳び込むがシュートは打たせず。その直後、大宮は藤本に代えてFW森田を投入、パワープレーを仕掛けてくる。80分、FW桜井が右サイドからクロスを送ると、もどり気味ながら走り込んできたMFトゥットがドンピシャのヘディング、ゴール右に外れるも頭を抱えてしまうシーンであった。
東京はルーカスに代えて阿部吉を投入、攻撃的な選手を入れ、チームに攻めの気持ちをもたせる。85分と89分にはゴール正面約20~25mで大宮にFKを与えるも最後は執念で全員がゴールを守りきり1-0で終了。東京は10人になり、先制してからは防戦一方となるが、チーム一丸となって戦い抜き、第23節清水戦以来の勝利となった。
【選手コメント】《宮沢》「難しい試合だった。ピッチコンディションもあまりよくなく、前半は相手がすぐに引いてきたのでボールを回せず、リズムがつくれなかった。間で受けにいっても、自分の頭上を越すことが多く、ルーカス、憂太の足元に入ることも少なかった。10人になってからは、攻撃ではうまくパスを回し、守備ではとにかく相手に付いていくことだけ考えた。(ゴールは)目の前にボールが転がってきたので、ただ落ち着いて蹴るだけだった。簡単なゴール。でもどんな形でも得点は得点。結果が出せてうれしい。みんな熱くなっていたし、すぐに守備をしなきゃ!と思ったので、《ゆりかご》パフォーマンスはする余裕がなかった。あとで浅利さんと浄さんにごめんなさいと言っておきます(笑)。ゴールにつながったプレー=ロングボールから、間で憂太が受けて、ルーカスが前線に飛び出したプレーは、東京のサッカーのカギ。あのチャンスをつくるために、ある程度自分の頭上を飛び越えていくのは仕方がない。自分は、試合に出ない間もサポーターの人の声援を心に刻んで練習してきた。もっともっと喜び合えるように、これからも勝利をめざしていきたい」《馬場》「久しぶりのスタメンでやってやるぞという気持ちでいっぱいだった。これまで守備では頑張ってくれているので、自分たち攻撃の選手が点を取ればいいと思っていた。宮さんと『悪いチームの流れを変えよう』と話していた。前半は逆風を受けていたので、今ひとつパスがとおらなかったが、ルーカスの足元、その裏に戸田さんが走ってくれて、選択肢はたくさんあった。やりやすかった。続けていけばいいと(ルーカスのシュートシーンは)走ってるのが見えたので、ダイレクトで出した。あれが『自分のプレー(の特長)』だと思う。これから連勝していきたい」《ルーカス》「ケガをしてから最初の試合だったが、痛みも出なかった。試合にも勝つことができたのでとても良かった。(プレーへの恐さは?)空中戦などは心配なところもあったが、試合になったら忘れてしまった。そういう場面も何度かあったけど、問題も無かった。サポーターの皆さん、心配してくれてありがとうございます。これからも頑張りますので、応援お願いします」
【原監督の会見要旨】「前節大分戦ではホームにも関わらず点を取れなかった。ここのところ守備はよく、失点はしていないのだが、攻撃のリズムが出ない状況が続いていた。守備を意識し過ぎていたのかもしれないが、点が取れず、思い切りの良さが出ていなかった。そのため今日はメンバーを少し入れ替えた。守備のバランスは崩れるかもしれないが、あえて馬場と宮沢、そして驚異的な回復を見せたルーカスを入れて試合に臨んだ。控えには普通ならGKを入れるが、選手に『引き分けではなく勝ちたいんだ』というメッセージを込めて、フィールドプレーヤー5人を入れ、何があっても対応できる準備をして試合に入った。予想どおり大宮には、早い帰陣でゴール前を固められた。また宮沢や馬場は、久しぶりの出場だったため、序盤は何となく違和感があるように見えた。ただ徐々に攻撃に絡んで、少しずついい形が出来るようになった。ただ、ボールの取られ方が悪いと、大宮にはFW桜井、山下、MFトゥットと速い選手がいるので、カウンターには注意しながら戦おうと話していた。いい形が出来てきて、戸田が決めるかなと思ったら退場になってしまった。あのシーンは、ベンチからでは理由がよく分からなかったが、そこで前線の人数を減らすと押し込まれてしまうので、宮沢を左に回して中盤を3人にし、ルーカスと馬場をそのまま前線に置いて戦った。ここのところ勢いが出なかったのだが、昨季のナビスコカップ決勝ではないが、10人になってから我々の良さや、戦う姿勢が出てきた。奪ってからボールも動き出したかなと思う。こういう姿勢を忘れ、失点したくないために慎重になり過ぎていたのかもしれない。今日は早くから大勢のサポーターも応援に来てくれていたし、勝点3を取りたいという思いが、選手の集中力を切らさないでくれたと思う。10人になってからむしろ良い戦いが出来たが、この気持ちを忘れずに戦っていかないといけない」
【大宮・三浦監督の会見要旨】「勝たなければいけない試合だった。試合前にサポーターの方々が我々を声援してくれたことは心強く思った。そのためにも結果を出したかったが、それができず、サポーターの皆さんには申し訳なく思う。前半は、東京はルーカスへのロングボールを入れて、セカンドボールを拾っていくやり方で、我々は組織的な守備からいい形でカウンターが出来ればと思った。だが、なかなかストライカーに良いボールが入らなかった。ただ、カウンターでは何度かチャンスは作れたという印象はある。後半は何と言っても戸田選手の退場から、いろいろなことが変わった。まず東京が10対11の状況を得意としていることは分かっていた。どのように崩していくか、考えていた時に1点を取られてしまい、その後、東京の狙いがはっきりとして、こちらはきわめて難しい状況になった。あとはどうカードを切るか、どのように攻めていくかということだったが、サイドを起点に、時間とともにパワープレーに移らざるを得なかった。決定機は何度かあったが、最終的に点が取れなかった。(サイドバックからの展開が消極的だったように見えたが?)ポイントは、東京のサイドバックが上がってきたスペースを突くことだったが、そこに山下や桜井があまりランニングできず、桜井がジャーンを背負ってボールを受けるような形が多かった。体格的に潰されてしまうため、後半は桜井にはDFと中盤の間でボールを受けるように、山下にはランニングを、またはその入れ替わりを心がけるよう強調した。そこから山下も意識し、桜井も2列目に動いてプレーできていた。その矢先に退場があった。相手も完全に引いて守るという、はっきりした状況になってしまった」
Toda's Expulsion Sparks TOKYO
TOKYO manager sent his players out for the second half with the injunction, "Don't let it end like this". Both sides remained heavily committed to defence but the balance seemed to tip to Ardija following Toda's sending off in the 54th. minute. Baba was fouled in midfield, picked himself up and played a quick free kick towards Toda in the Ardija area. Ando raced out and flung himself at Toda's feet; the referee brandished the red card and Toda trudged disconsolately from the field. Miyazawa then moved to the left and Konno played as a lone defensive midfielder.
TOKYO didn't retreat into a defensive shell but maintained their attacking posture and were rewarded for their positive endeavour in the 60th. minute. Miyazawa held the ball up in midfield and played it to Baba. Baba looked up and threaded a superb pass through the Ardija backline which was momentarily playing too high up the field. Lucas battled a defender as he bore down on goal and shot. Ando raced off his and line and blocked the effort but was helpless as the rebound fell to Miyazawa who calmly drove the ball into the empty net.
Ardija replaced Kanazawa with Saito and Davidson Jun Marques with midfielder Shimada, a free kick specialist. In the 70th. minute Sakurai produced a fizzing shot from the edge of the area that Doi turned round the post for a corner. Doi safely held a free kick from Shimada in the 71st. minute. Kajiyama replaced a tiring Miyazawa in the 73rd. minute but TOKYO were unable to stem the tide of Ardija's attacks. In the 76th. minute Tuto fractionally failed to make contact with Fujimoto's low cross into the area. Ardija then replaced Fujimoto with forward Morita and flung everything at TOKYO. In the 80th. minute Tuto had a great chance to tie the game but headed Sakurai's cross wide from a good position. TOKYO replaced Lucas with Abe in an attempt to relieve some of the pressure. As full time approached Ardija won a pair of free kicks in good positions but were unable to make them count and the final whistle blew on a 1-0 win for the visitors.
The ten men of TOKYO had defended heroically and earned their first victory in four games.
Players' comments
Miyazawa
"That was a very tough game. The pitch condition wasn't good and our opponents dropped back quickly in the first half so we couldn't find our passing rhythm. The ball was flying over my head quite a lot and we couldn't get it into Baba or Lucas' feet. When we went down to ten men I was concentrating on moving the ball around accurately and sticking to the Ardija players. It was an easy goal; the ball bobbled up in front of me and I just had to hit the target. But a goal's a goal though, no matter how you score it. We were pleased to get the result today. The goal was a real TOKYO style move; a long ball to Baba and a neat through ball on to Lucas. It was worth seeing the ball sail over my head for the end result. While I was out of the first team the fans' words of encouragement really kept me going in training. I'd like to repay that by winning games in the future".
Baba
"It was the first time I had started a game for some time so I was extra determined to play a good game. The defence has played well recently so we attackers felt it was about time we got amongst the goals. The first half was difficult but I had so many options for passes; for example into Lucas' feet or through the defence for Toda to race on to. For the goal, I had seen Lucas' run and decided to play the ball first time; I think that's my speciality. We really want to put a winning run together from here".
Lucas
"It's my first game since the injury but I didn't feel any pain at all today. I'm very pleased with the win. I was a little worried about going up for high balls before the game but once we started I forgot about it. There were no problems with that. I'd like to thank all the supporters for their concern. I'll do my best from now on".
F.C.TOKYO manager Hara
"The defence has been playing well recently but we haven't been able to score, not even at home. Maybe we've been focusing too much on defence and that has taken the edge off us in attack. I changed the starting line up today to try and shake things up a little. What we might lose in defensive balance we could make up for through Baba, Miyazawa and Lucas, back after his miraculous and happy recovery. The players were adamant they wouldn't play for a draw today so we didn't name a goalkeeper to the subs' bench and prepared for any eventuality this week in training. As we expected Ardija pulled every player behind the ball very quickly when they lost possession and we seemed rather sluggish in midfield. But as the game went on we got the attack going and began to put some good moves together. We were losing the ball in bad positions though, and the Omiya front line is very fast. We put some pressure on ourselves. We were improving and I half expected Toda to decide it for us but then he was sent off. We couldn't see what happened from the bench but we knew that if we pulled a forward player back then we would be in trouble so we left Lucas and Baba up front and moved Miyazawa out to the left. After we were reduced to ten men the strengths of the team shone through; we were winning the ball and moving it around. Maybe we had forgotten how to play like that from focusing on not conceding so much. The players were determined to win for all the fans who came to support us and the ten men managed to maintain their concentration throughout the rest of the game. We can't afford to forget that spirit when we play".
Ardija manager Miura
"That was a game we had to win and I have to apologize to the supporters for not being able to do so. In the first half TOKYO played a lot of long balls to Lucas looking for the knock downs but we were able to defend systematically and counter attack well. We couldn't get good balls in to our strikers though, but I felt we made several chances. In the second half Toda was sent off and then many things changed. We were debating how to respond as we know TOKYO are very strong in that situation when we conceded a goal and things suddenly became more difficult for us. After that it was a case of how to make the most of our man advantage and when to send on the substitutes. We had some chances but couldn't get the ball in the net. The side backs seemed passive? Well, the point was that Sakurai and Yamashita couldn't run into the space left by the TOKYO sidebacks when they moved forward. Also, Jean was all over Sakurai every time the ball was played up to him. In the second half we pulled Sakurai back into a position between midfield and the forward line and left the running to Yamashita. They responded well but then there was the sending off and the game changed. TOKYO pulled every player behind the ball and just defended after that".