GAME RESULT試合結果
第3節 2013/3/16(土)
観衆 13,702人
天候 晴れ、中風 気温 13.8度 湿度 36%
主審:佐藤 隆治 副審:名木 利幸/大川 直也 四審:
Jリーグ ディビジョン1 第3節
長居
1-0
試合終了
前半0-0
後半0-1
セレッソ大阪 | FC東京 | |
---|---|---|
得点者 | 47分:山口 螢 | |
62分:高橋 秀人→石川 直宏 66分:渡邉 千真→李 忠成 77分:ルーカス→河野 広貴 |
選手交代 |
46分:椋原 健太→丸橋 祐介 70分:エジノ→杉本 健勇 84分:藤本 康太→山下 達也 |
11 | シュート | 8 |
4 | GK | 6 |
4 | CK | 4 |
14 | 直接FK | 7 |
3 | 間接FK | 8 |
3 | オフサイド | 5 |
0 | PK | 0 |
警告 | ||
退場 |
GK | 20 | 権田 修一 |
DF | 2 | 徳永 悠平 |
DF | 3 | 森重 真人 |
DF | 30 | チャン ヒョンス |
DF | 6 | 太田 宏介 |
MF | 4 | 高橋 秀人 |
MF | 7 | 米本 拓司 |
MF | 49 | ルーカス |
MF | 38 | 東 慶悟 |
MF | 8 | 長谷川 アーリアジャスール |
FW | 9 | 渡邉 千真 |
GK | 1 | 塩田 仁史 |
DF | 16 | 丸山 祐市 |
MF | 17 | 河野 広貴 |
MF | 18 | 石川 直宏 |
MF | 27 | 田邉 草民 |
FW | 11 | 李 忠成 |
FW | 13 | 平山 相太 |
GK | 21 | キム ジンヒョン |
DF | 3 | 茂庭 照幸 |
DF | 4 | 藤本 康太 |
DF | 7 | 新井場 徹 |
DF | 33 | 椋原 健太 |
MF | 2 | 扇原 貴宏 |
MF | 6 | 山口 螢 |
MF | 13 | 南野 拓実 |
MF | 30 | シンプリシオ |
FW | 8 | 柿谷 曜一朗 |
FW | 9 | エジノ |
GK | 1 | 武田 洋平 |
DF | 23 | 山下 達也 |
MF | 14 | 丸橋 祐介 |
MF | 16 | 枝村 匠馬 |
MF | 17 | 酒本 憲幸 |
MF | 18 | 横山 知伸 |
FW | 20 | 杉本 健勇 |
【選手・監督コメント】
勢いそのままに3連勝をめざす!
リーグ第3節は、アウェイでセレッソ大阪と対戦。前節柏戦は要所でチャンスを決めきる力強さをみせるとともに、相手の良さを出し切らせずに快勝。渡邉と長谷川がともに開幕戦に続くゴールをマークし、チーム状態は良好だといえる。今節は互いに連勝同士の対戦となり、アウェイでの難しい試合となりそうだが、サブメンバーも含めたチーム一丸となって3連勝をめざしたい。
対するC大阪は、開幕戦は新潟に1対0、前節は甲府に2対1で競り勝ち、2連勝と好調だ。今節はFWエジノと柿谷の2トップに、両サイドにMF南野と山口。MFシンプリシオと扇原のダブルボランチにセンターバックにはDF茂庭を配する布陣。特に攻撃陣をけん引するMF柿谷には注意が必要で、相手の隙を突く思い切りのよさ、動き出しの素早さや打開力もあり、すでに2試合続けて得点を挙げて勝利の原動力となっている。
東京は、これまでと同じ先発メンバーで臨むことに。ポポヴィッチ監督は「C大阪は、クルピ監督のもとですでに6シーズン以上を戦い、その考え方が浸透している。加えてポテンシャルのある若い選手が経験を積み、中堅やベテラン選手とのバランスも良い」と話しつつ、「相手に合わせたサッカーをするつもりはない」と断言。「簡単なことではないが、終始東京のペースで進めて勝利につなげたい」と続ける。
さらにサイドでの攻防がポイントとなる中で、今季より期限付き移籍したC大阪・DF椋原にも注目が集まる。東京はサイドで優位に立ち、まずは相手の良さを出させないことで、東京らしい連動性やパスワークで攻守に主導権を握り、試合の変化や流れに応じた戦いをしたい。ともに攻撃サッカーを標榜し、「間違いなくおもしろい試合になるはず」とポポヴィッチ監督も話すこの試合は、大阪長居スタジアムにて15時4分に東京のキックオフで開始された。
互いに決定機をつくることができず、スコアレスで折り返す
東京は開始から波状攻撃を仕掛ける。1分、キックオフからつないで、ロングフィードのこぼれをそのまま渡邉が拾って、右サイドからファーストシュートを放ったが、これは枠外に。続く2分には、長谷川→渡邉→左サイドの東→太田のクロスのこぼれから、左エリアの長谷川がゴールを狙おうとしたが、勢いがなくGKキャッチ。4分は右エリアから徳永がシュートを放つもバーを越える。
徐々にC大阪も落ち着きを取り戻し、試合は膠着状態に。21分には前線で連動したボールまわしから、太田が右エリアに浮き球のパス。これをエリア深くの東が落とし、正面のルーカスが見事なボレーで合わせてネットを揺らしたが……東がハンドでファールの反則との判定で、ノーゴルに。東京はC大阪の激しいプレスの前に縦パスを入れることが出来ず。逆にC大阪も切り替えの早い攻撃を仕掛け、気の抜けない展開に。
37分、東京は長谷川が相手の横パスを奪いドリブルでエリア内に持ち込み、右の渡邉に。得意のエリアからシュート性のクロスはゴール前を横切り、中央の東も詰めきれず。43分にはルーカス→徳永がスピードに乗ってそのまま右クロス。ゴール前には東が走っていたが、DFにカットされてCKに。前半のシュート数:3対2が示すように、互いに中盤まではボールがつながるものの、最後の崩しまでには至らず。スコアレスのまま後半に。
最後まで相手のゴールを割ることができず敗戦
C大阪は後半からDF椋原に代えてMF丸橋を投入し左SBに。すると47分、中盤でのミスからC大阪にカウンターを仕掛けられ、左サイドでMF丸橋→MF南野のラストパスからMF山口に決められ先制を許すことに。すぐに反撃に出る東京は54分、右サイドのルーカスがエリア内で仕掛け、ゴール前に絶妙のグラウンダーのクロス。ファーで東が合わせてネットを揺らしたが、オフサイドの判定。しかしその後はミスからC大阪の逆襲をくらい、攻め込まれる場面が続く。
62分には高橋に代えて石川を右サイドに投入。長谷川がボランチに。直後の石川の右CKから渡邉がヘディングで合わせるもGKキャッチ。66分には渡邉に代わり李を投入。すると68分、森重からのロングパスに合わせて李が前線に抜け出す。左エリアでGKと1対1となり、左足シュートを放つもGKがセーブ。すぐにこぼれに反応し、再度李自身がシュートしたが、今度はカバーに入ったDFにカットされる。決定的ではあったが決めきれず。
C大阪は自陣に引いて守りを固めてくる中、77分にはルーカスに代わって河野を投入。さらに攻撃的に出る。直後の78分、石川がドリブルで右サイドを疾走し、中央にラストパス。これは相手DFに阻まれて右CKに。この石川のCKから李がドンピシャのヘッドを放ったがGK正面に。ロスタイムには左クロスから李が強烈なシュートを放ちも、またもGKキャッチ。最後まで攻め続けるも、C大阪の体を張った守備を崩せずタイムアップ。今季初の黒星となった。
【選手コメント】
《東》「(守備を固めてくる相手に対して)自分はあくまで相手のセンターバックと勝負していこうと意識をしている。引き過ぎるとボランチにケアされてしまうので。(エリアに何度も進入する場面があったが?)ゴールやアシストのためには、繰り返していくことが大事。もっと何度もできるようにしていきたい。今日は敗れてしまったが、チームとしてもっとよくなると思っている。戦う気持ちを忘れずに常にレベルの高いプレー、ゲームを意識して一試合ごとに向上していきたい」
《李》「よいチャンスがあったが、決められなかった。タイミングとコースはよかったと思うし、よい形に持ち込めてはいる。とはいっても、それが3試合続いている。自分でもなんでだろうと思うが、後ろ向きにならずなんとかゴールを取りたい。(判定に対してイライラしたような雰囲気はピッチ内にあったか?)いや、チャンスはあったし、点も取れたはず。自分たちの力というか、自分たちで動かせる試合だった。だから判定どうのではない」
【監督会見要旨】
《ポポヴィッチ監督》「(レフリーに問題があったのでは?)ノーコメントです。レフリーについてここで話をしても解決しないと思っていますので。ただサッカーをもっと理解して欲しいという気持ちは私の中にあります。批判とかではなく、これから日本サッカー界がもっと進展するためにどうすればいいのかを引き続きみなさんと考えていくことが必要だと思います。やはりチームはレフリーが笛を吹きやすいようにフェアでクリーンなプレーをして協力するべきだと思いますし、逆にレフリーもしっかりと試合をコントロールして試合をうまく進めていくべきだと思います。
お互いに日本サッカー界に貢献するということを考えていかなければならないと思います。あと大事なことは自分たちのサッカーを継続してあるべき姿を見せ続けること。これからもフェアプレイ・相手に対するリスペクト・レフリーに対してもリスペクトを持って戦い続けることが大切だと思います。ただ判断を下すほう方に関しても考えていただきたい部分が今日はありました」
《C大阪・レヴィー クルピ監督》「この3試合で勝ち点9ということで100%の勝ち点を獲れている。それは最高の結果であることは間違いない。我々の狙うところは首位の座。そのためには勝ち続けるしかない。そういう意味で大事な勝利になった。ただ連携の部分。完成度はまだまだ物足りない。試合を重ねるごとにより連携の部分に磨きをかけていかなければいけない。(1点差の試合を勝ち続けている要因は?)一言では3連勝の要因を説明できないと思います。先程も言ったように内容的にはまだ物足りない部分がある。ただ勝利に値するようなプレーが出ているのも事実。
今日のような素晴らしいゴールであったり、この3試合の中でゴールには繋がらなかったが非常に良い崩し、献身的な守備などがあったと思います。もう一つは3試合を通して交代枠を全て使ってきた。選手層が厚くなったという意味では重要な事。そして今日は後半にベンチを振り返った時、思わずビリケンさんに入ってもらおうかと思う時間帯もありました(笑)」