GAME RESULT試合結果
第4節 2015/4/22(水)
観衆 8,583人
天候 雨、無 気温 15.4度 湿度 74%
主審:松尾 一 副審:山内 宏志/宮島 一代 四審:佐藤 貴之
YNC 予選Aグループ 第4節
味スタ
2-0
試合終了
前半1-0
後半1-0
FC東京 | サガン鳥栖 | |
---|---|---|
18' 三田 啓貴 57' 三田 啓貴 |
得点者 | |
69' 林 容平 → 河野 広貴 71' 石川 直宏 → 前田 遼一 89' 東 慶悟 → 橋本 拳人 |
選手交代 |
66' 中島 大貴 → 谷口 博之 66' 岡本 知剛 → 高橋 義希 75' 山﨑 凌吾 → 福田 晃斗 |
7 | シュート | 7 |
2 | CK | 4 |
15 | FK | 22 |
警告 |
25' 岡本 知剛 79' 崔 誠根 |
|
退場 |
GK | 1 | 権田 修一 |
DF | 2 | 徳永 悠平 |
DF | 5 | 丸山 祐市 |
DF | 29 | 吉本 一謙 |
DF | 6 | 太田 宏介 |
MF | 4 | 高橋 秀人 |
MF | 8 | 三田 啓貴 |
MF | 22 | 羽生 直剛 |
FW | 18 | 石川 直宏 |
FW | 23 | 林 容平 |
FW | 38 | 東 慶悟 |
GK | 13 | 榎本 達也 |
DF | 33 | 奈良 竜樹 |
DF | 50 | 松田 陸 |
MF | 37 | 橋本 拳人 |
FW | 17 | 河野 広貴 |
FW | 20 | 前田 遼一 |
FW | 39 | 中島 翔哉 |
GK | 33 | 林 彰洋 |
DF | 16 | 崔 誠根 |
DF | 32 | 中島 大貴 |
DF | 4 | 小林 久晃 |
DF | 3 | 磯崎 敬太 |
MF | 9 | 白 星東 |
MF | 6 | 岡本 知剛 |
MF | 24 | 鎌田 大地 |
MF | 31 | 田村 亮介 |
FW | 25 | 早坂 良太 |
FW | 19 | 山﨑 凌吾 |
GK | 1 | 赤星 拓 |
DF | 26 | 平 秀斗 |
DF | 29 | 谷口 博之 |
MF | 18 | 清武 功暉 |
MF | 20 | 菅沼 実 |
MF | 28 | 高橋 義希 |
MF | 30 | 福田 晃斗 |
【選手・監督コメント】
チーム力が試される、ナビスコカップ再開
リーグから中3日で迎えるナビスコカップ。予選リーグ第4節を迎え、ホームでサガン鳥栖と対戦する。現在、2試合を戦い、勝ち点5で3位(暫定)につける東京。リーグ前節で今季初の敗戦を喫したが、選手たちは「ナビスコカップもタイトルを狙う大会。何よりもチームとして連敗しないことが大事」と気持ちを切り替え、勝利に向かう。
ただし、森重、米本、梶山、武藤、カニーニがそれぞれに故障を抱え、マッシモ監督は「個々に大きな問題には至っていないが、5選手が欠けるということはチームにとって緊急事態ともいえる」と明かす。同時に連戦でもあり、今節はメンバーを入れ替え、センターバックは丸山と吉本。中盤はアンカーに高橋。インサイドハーフに三田と羽生。東をトップ下に、2トップを石川と林が組む布陣に。キャプテンは徳永が務める。
鳥栖は、今季から森下新監督が指揮を執り、ナビスコカップは東京より一試合多い3試合を消化し、勝ち点4。リーグ戦では試合を重ねるごとに調子を上げ、3位につけている。鳥栖もまた連戦を考慮したためか、リーグ前節からフィールドプレーヤー10選手を入れ替えてきた。それでもハードワークと力強さ、激しさが持ち味の鳥栖。互いにチームの総合力が試されることにもなるが、東京も走り負けず、戦う姿勢を前面に押し出して勝利をめざす。
春の雨が本降りになり始める中、試合は19時4分に鳥栖のキックオフでスタートした。
序盤の鳥栖の勢いをしのぎ、三田の今季初ゴールで先制!
最初にチャンスを作ったのは東京。3分に太田が右CKをショートでつなぎ、徳永のクロスに合わせて丸山がヘディングを放った。だが4分には鳥栖のFKからDF小林がオーバーヘッドシュート。10分にもCKの流れから、左前線への突破を許し、クロスに合わせてFW山崎にヘディングで飛び込まれる。その後もMF鎌田や、左MF田村にサイドから果敢に仕掛けられた。それでも丸山、吉本を中心に集中してピンチをしのいだ。
それまでリズムを掴みきれなかった東京だが、迎えた18分、徳永のアーリークロスが中央でこぼれるが、羽生が反応。ペナルティアーク左でシュートこそ打てなかったものの、すぐに左の石川へつなぐ。ここから石川が落ち着いて中央に送ったパスに三田が走り込み、左足を振り抜いた。シュートは右ポストの内側に当たってネットにイン!三田が気迫のこもった今季初ゴールを決め、先制を果たした。
先制を機に守備に落ち着きが出始め、ボールを保持する時間が長くなった。30分には丸山が自陣から送ったフィードが、左エリアに抜け出した林に通された。林は一歩持ち出し、GKをかわそうとしたが、そこで足が引っかかりフィニッシュはできず。相手陣内に迫るが攻め切れず、相手のカウンターを受ける場面もあったが、身体を張って守った。39分には鳥栖MF岡本のサイドチェンジからMF田村に縦に仕掛けられたが、徳永がスライディング。終了間際には立て続けにFKを与えたが、権田がしっかりと抑え、1点のリードを保って前半を終了した。
三田が追加点! 最後まで運動量を絶やさず、再び1位に
後半は、立ち上がりから東京がパスをつなぎ、スピード感のある攻撃を仕掛けた。50分には林がフリーでエリアに持ち込んだが、ピッチに足を取られてしまう。52分、中央の東が右に展開し、前線に抜け出した徳永がクロス。これにファーの林が飛び込み、ダイビングヘッドを放った。シュートは枠を捉えていたが、鳥栖GKのセーブに阻まれる……。
だが57分には鳥栖陣内で東、石川が素早くパス交換。一度はスピードダウンしたが、左サイドライン際の羽生が、内側の太田の攻め上がりを促すように左前線にパスを送る。相手サイドバックがケアしようとしたが、太田がプレスをかけて奪い切り、中央にマイナスのクロス。これに逆サイドから走り込んだ三田が合わせ、右足で流し込むようにGOAL!!連動した形から追加点を奪った。
58分には速攻を仕掛け、右の石川から、中央の林がエリア手前から狙ったがバーを直撃。続いて右サイドで高橋、三田の素早い展開から、右エリアの石川が放ったシュートは、左ポストに阻まれる。互いに切り替えの早さを保ち、カウンターの応酬になる中、追加点は奪えなかった。
それでも徐々に運動量が落ち始めた鳥栖に対して、69分には林に代わり河野がイン。71分には接触プレーで傷んだ石川が交代を余儀なくされたが、ここで前田を投入。ボールを支配して攻めに出ようとした。89分には東京で初出場となる橋本がイン。直後には鳥栖のFKをジャンプしてキャッチしようとした権田が鳥栖の選手と交錯。ピッチに倒れ、一時試合はストップ。アディショナルタイムにもセットプレーから東京ゴール前に迫られたが、慌てずにしのぎ切り、タイムアップ。全員で最後まで運動量を落とさず、無失点で勝利を掴み、予選リーグを2勝1分とし、再びAグループ1位に立った。
【選手コメント】
《三田》
「チームは広島戦に敗れ、個人的にはリーグ甲府戦以来、出場機会がなかった。悔しさがあったし、今日はなおさら気合が入っていた。絶対に勝ちたかった。1得点目は石川選手が抜群のタイミングでパスを出してくれた。思いきって足を振り抜くことだけを意識していた。2得点目は右足でのシュートだったが正確性を心掛けた。ナビスコでも優勝したいし、リーグ戦も上位にくらいついていきたい。チームが勝ち続けられるように、今後もゴールを狙っていきたい」
《林》
「コンディションもよく、こうして起用してもらってそこで結果を残したかった。積極的なプレーができたし、前線に抜け出すタイミングもよかったと思う。けれども『惜しい』では意味がない。最後の精度は課題。次は必ず決められるように改善していきたい」
【マッシモ フィッカデンティ監督の会見要旨】
「鳥栖はリーグ戦から多くのメンバーを入れ替えてきたが、我々も6名ほど変更して臨んだ。先制した後、前半のうちに追加点を奪うチャンスもあった。バーに当たったシーンもあったが、試合をとおして多くのチャンスを作り出すことができていた。ただ、私自身は後半の方が良かったと思う。特に終盤の20分間は、苦しい時間帯にも関わらずしっかりと走りきり、ゲームの内容が向上していた。選手によっては打撲など、多少の問題があったが、コンディションは良かった。そしてリーグ広島戦の敗戦を経て、今日は選手たちの勝利を掴みとりたいという強い気持ちを見ることができた。特に三田に関しては満足している。勝ち点3という結果を伴って今日の試合を終えることができたのは、チームにとって大きなこと」
【サガン鳥栖・森下 仁志監督の会見要旨】
「平日の夜にたくさんのサポーターに来て頂き、感謝している。ゲームに関しては2失点目が残念。自分たちから招いた失点だった。いつも選手たちに言っているように、自分をコントロールすることや球際で倒れないこと、それが実行できずに失点したことが残念。技術的な部分では表現してくれたが、選手の中でメンタルの強さに差があると感じた。 それが見えたことが収穫」