GAME RESULT試合結果
第5節 2016/4/02(土)
観衆 20,249人
天候 曇、弱 気温 13.7度 湿度 53%
主審:岡部 拓人 副審:大塚 晴弘/林 可人 四審:宮島 一代
J1 1st 第5節
味スタ
3-2
試合終了
前半1-1
後半2-1
FC東京 | 名古屋グランパス | |
---|---|---|
43' 森重 真人 70' 平山 相太 81' 森重 真人 |
得点者 |
17' 竹内 彬 76' 永井 謙佑 |
58' ハ デソン → 橋本 拳人 69' 河野 広貴 → 平山 相太 89' 平山 相太 → 高橋 秀人 |
選手交代 |
72' 野田 隆之介 → 小屋松 知哉 77' 明神 智和 → 小川 佳純 90'+1 安田 理大 → グスタボ |
13 | シュート | 11 |
9 | CK | 4 |
15 | FK | 20 |
45'+2 河野 広貴 |
警告 |
41' 竹内 彬 45'+2 安田 理大 |
86' 森重 真人 |
退場 |
GK | 47 | 秋元 陽太 |
DF | 2 | 徳永 悠平 |
DF | 3 | 森重 真人 |
DF | 5 | 丸山 祐市 |
DF | 25 | 小川 諒也 |
MF | 7 | 米本 拓司 |
MF | 14 | ハ デソン |
MF | 17 | 河野 広貴 |
MF | 44 | 阿部 拓馬 |
FW | 20 | 前田 遼一 |
FW | 38 | 東 慶悟 |
GK | 31 | 圍 謙太朗 |
MF | 4 | 高橋 秀人 |
MF | 22 | 羽生 直剛 |
MF | 37 | 橋本 拳人 |
MF | 48 | 水沼 宏太 |
FW | 9 | 平山 相太 |
FW | 16 | ネイサン バーンズ |
GK | 1 | 楢﨑 正剛 |
DF | 19 | 矢野 貴章 |
DF | 5 | 大武 峻 |
DF | 2 | 竹内 彬 |
DF | 33 | 安田 理大 |
MF | 6 | 古林 将太 |
MF | 17 | 明神 智和 |
MF | 7 | 田口 泰士 |
MF | 11 | 永井 謙佑 |
FW | 9 | シモビッチ |
FW | 18 | 野田 隆之介 |
GK | 16 | 武田 洋平 |
DF | 3 | オーマン |
DF | 24 | 高橋 諒 |
MF | 10 | 小川 佳純 |
FW | 22 | 小屋松 知哉 |
FW | 32 | 川又 堅碁 |
FW | 34 | グスタボ |
【選手・監督コメント】
リーグ戦が再開、中断期間の成果を見せて得点と勝利を
約2週間のインターバルを経てリーグ戦が再開。第5節名古屋グランパス戦を迎えた。
この中断期間には、ハ デソン、橋本、駒野らがケガから復帰。再び新たな競争のもと、チームの底上げを図ってきた。積み上げてきた成果を見せて、勝利につなげたい一戦でもある。
東京は、ハ デソンがACLプレーオフのチョンブリ戦以来の出場となり、Jリーグ初先発。前田と東の2トップ。左サイドに阿部、右に河野の布陣でスタートに臨む。
今季の名古屋は小倉新監督を迎え、リーグ戦では2勝2分。負けなしで4位につけ、好調だ。今節はDFオーマンがベンチに控え、センターバックにはDF大武を起用。MF明神と田口のダブルボランチ。両サイドにMF永井と古林。FWシモビッチとFW野田が2トップを務める布陣。身長199cmの名古屋FWシモビッチを起点にした攻撃を防ぐためにも、主導権を握り自分たちのリズムで戦いたい。
4月に入ったが、日差しがなく冬の寒さが感じられる天候のもと、試合は16時3分に名古屋のキックオフでスタートした。
先制を許したが、森重がPKを獲得
試合序盤:名古屋のスピード感のある展開に押し込まれた。しかしFWシモビッチを起点にした形やMF永井の飛び出し、サイドからのクロスにはしっかりと対応。東京も徐々に早いテンポでボールをつなぎ、攻めに出ようとした。
14分:中盤で名古屋のパスをカットして、東→阿部が左エリアまで運ぶ。フォローした米本→中央のハ デソンが、右エリア角付近の東にパス。東は相手を切り返して一歩中に運び、ゴールを狙ったが勢いがなかった。
17分:名古屋ボールをクリアして右CKを与える。名古屋MF田口のCKは、ゴール前の米本がヘディングでクリアしたが、これが名古屋FW野田のもとに。ここからフェイントで切り返されて、シュートを放たれた。ボールは左エリア・前の名古屋DF竹内の足元に当たってコースが変わり、ネットにイン。セットプレーから先制を許してしまった。
それでも失点に動じることなく、ペースを落とさずに攻めに出たもののミスが続き、名古屋のカウンターを受ける時間が続いた。
41分:攻守の入れ替わりが激しい展開の中、左CKの場面。ペナルティエリア内で前進しようとした森重がファウルを受けてPKを獲得。
43分:このPKを森重自身が冷静に強いキックを右に蹴り込み、同点に追い付く。試合を振り出しに戻して、後半に臨むことになった。
平山が2シーズン振りのゴール! 森重が2得点面を挙げ、逆転勝利
後半も、互いに相手ゴールまでスピーディに迫る展開が続いていた。
58分:徐々に間延びする中で東京は、ハ デソンに代えて橋本を投入。セカンドボールを拾って主導権を握る。
65分:阿部のサイドチェンジから、左エリアの東→外側から上がった小川がマイナスの短いパスを送る。抜け出した河野が合わせ、決定機を作ったが、シュートは枠外に。
69分:河野に代わって平山が入る。これがすぐに奏功することになった。
70分:小川のパスを前田がワンタッチで落とし、阿部が右エリアの平山にスルーパスを送る。平山は、相手DF竹内にマークされながらもドリブルで中に回り込み、カバーに来たDF矢野のタイミングをずらすように外から左足でシュート。これが左下に決まる!平山が自身2014年7月27日仙台戦以来となるゴールを決め、勝ち越しに成功した!
しかし名古屋も諦めず、試合はさらにオープンな展開になる。
76分:名古屋・右サイドのMF古林から、サイドバック矢野のオーバーラップを許すと、ここからのクロスに合わせ、ゴール前のFW永井に飛び込まれる。東京DFの上からヘディングを打たれ、フワリとしたボールはバーぎりぎりに吸い込まれ、2点目を失った。
81分:サイドチェンジのボールを阿部が粘り強く追いかけて、左CKを獲得。小川のCKから、中央の森重がドンピシャのヘッド!シュートは相手GKの手をはじいて決まり、再び東京が勝ち越した。
86分:名古屋が攻め上がり、自陣からドリブルで運ぼうとしたMF田口に対して、森重がスライディング。このプレーがレッドカードの判定を受け、森重は退場に…。残り時間を10人で戦うことを余儀なくされた。ここで東京は平山に代えて高橋をセンターバックに投入。名古屋もFWグスタボを投入してきたが、名古屋の反撃を一体となって守りきり、タイムアップ。苦しみながらも、総力戦で勝点3をもぎ取った。
【選手コメント】
《平山》
「得点に関しては、阿部選手からパスが来て、ファーストタッチの後に自分の体勢に持っていくことができた。すぐにシュートを打つことも考えたが、相手DFに当たらないようなタイミングを狙っていた。チームの勝利が一番うれしいが、これを次につなげられなければ意味が無い。自分も味スタのピッチに立って得点できたことをまず第一歩として、もっと頑張ってチームの勝利のためにゴールを奪いたい」
《ハ デソン》
「初のJリーグ出場で、勝利できたことはうれしい。自分自身は、正直に言うとまだ試合勘が不足していると感じた。全般的にミスが多かった。ミスをなくして試合の流れを掴むことができれば、個人的にもチームとしてももっと良いパフォーマンスができると思う。日本のサッカーは、中盤がハイプレッシャー。それをどうやってかいくぐるか、相手を崩していくかを課題として修正していきたい」
【城福 浩監督の会見要旨】
「最初のリスタートで失点してしまったが、今季の目標を考えるとやられてはいけないシーンだった。2失点目を許したのも、試合のコントロールがつたなかったことが要因。勝ったからこそ反省しなければいけない。今日のような嫌な展開で勝点3を獲れたことに関しては、選手たちがよく頑張ってくれたから。ファン・サポーターのみなさんと喜び合えたことは良かったが、もう少し大人のゲームができるように反省を糧にして次につなげたい。
(選手交代が機能し、チーム状況も良くなっていったったが?)
相手が間延びした展開では、どの選手が途中出場してもゲームをコントロールできることを証明できた。課題は、相手がコンパクトな時にいかに失点をせず、自分たちの時間を増やすかという点。少なくとも前半は無失点で抑えきらなければいけない。いかに試合をコントロールして、相手を早く間延びさせる状況にできるか。自分たちが早い時間帯で得点するためにも、もっと技術と判断を磨かなければいけない。そのためにはチーム内の高いレベルでの競争が必要だと思う」
【名古屋・小倉 隆史監督の会見要旨】
「率直に悔しい。内容としては、狙ったことができ、手応えを感じた部分もあった。相手を崩すシーンもあったし、粘り強く戦っていただけに、もったいない試合になった。FC東京を相手にして、この内容で勝利することができなかったのは、僕のマネジメントに課題がある。選手たちには、下を向くような試合ではないと伝えた」