GAME RESULT試合結果
第6節 2016/4/24(日)
観衆 1,464人
天候 曇、中 気温 18.8度 湿度 63%
主審:鶴岡 将樹 副審:谷本 涼/田中 義大 四審:高崎 航地
J3 第6節
とりスタ
0-1
試合終了
前半0-0
後半0-1
ガイナーレ鳥取 | FC東京U-23 | |
---|---|---|
得点者 |
52' ユ インス |
|
46' 黒津 勝 → 宮市 剛 63' 亀島 周 → 山道 淳司 75' 池ヶ谷 颯斗 → 山本 蓮 |
選手交代 |
65' 生地 慶充 → 内田 宅哉 72' 幸野 志有人 → 鈴木 喜丈 90' 平岡 翼 → 松岡 瑠夢 |
10 | シュート | 10 |
4 | CK | 4 |
14 | FK | 21 |
10' 川鍋 良祐 59' 池ヶ谷 颯斗 76' 小谷野 顕治 |
警告 |
70' 吉本 一謙 |
退場 |
GK | 1 | 杉本 拓也 |
DF | 3 | 川鍋 良祐 |
DF | 17 | 秋山 貴嗣 |
DF | 19 | 亀島 周 |
DF | 40 | 片岡 洋介 |
MF | 7 | 廣田 隆治 |
MF | 8 | 小谷野 顕治 |
MF | 16 | 池ヶ谷 颯斗 |
MF | 18 | 河合 秀人 |
FW | 9 | 黒津 勝 |
FW | 10 | フェルナンジーニョ |
GK | 21 | 井上 亮太 |
DF | 15 | 稲森 克尚 |
DF | 25 | 曽我 大地 |
DF | 28 | 山道 淳司 |
MF | 29 | 山本 蓮 |
FW | 20 | 宮市 剛 |
FW | 24 | 高柳 昌賢 |
GK | 31 | 圍 謙太朗 |
DF | 26 | 柳 貴博 |
DF | 29 | 吉本 一謙 |
DF | 40 | 岡崎 慎 |
DF | 34 | 野澤 英之 |
MF | 19 | 平岡 翼 |
MF | 24 | 佐々木 渉 |
MF | 28 | 幸野 志有人 |
MF | 32 | ユ インス |
MF | 42 | 生地 慶充 |
FW | 23 | 林 容平 |
GK | 46 | 髙瀨 和楠 |
MF | 30 | 内田 宅哉 |
MF | 43 | 鈴木 喜丈 |
FW | 45 | 松岡 瑠夢 |
【選手・監督コメント】
前節初めての勝点1を積み上げた東京は、アウェイとりぎんバードスタジアムに乗り込んでの第6節。
東京は、GKに圍が出場し、DFラインには吉本がキャプテンマークを巻き岡崎とコンビを組む。
中盤は前節同様、底に佐々木と幸野が陣取り、右に平岡、左に生地が開幕戦以来のスタメン出場。
前線には林とユインスが入り4-4-2の布陣で挑む。
対する鳥取も今シーズン勝ち星がなく、前線にはフェルナンジーニョと黒津という強力なツートップを据え、ホームでの初勝利を狙ってくる。
若干肌寒くも感じる天候のなか、初勝利を目指すチーム同士の対戦は鳥取のボールで開始された。
【前半】
立ち上がりから仕掛けたのは東京。
開始直後の45秒、左サイドタッチライン際で野澤がボールを受けると、斜め右前を走る生地に繋ぐ。
これを生地が斜めにPA内に進入しシュートを放とうとするも相手DFにブロックされる。
流れを掴みきれない東京は、次第に鳥取にゲームを支配され、ゴールに迫られる。
東京は吉本を中心にラインを高く設定し、コンパクトな陣形を保ち、ゴール前まで簡単にはボールを運ばせない。
耐える時間が続くなかで、幸野と佐々木がボールを受けることで、自分たちの時間を確保し始め、流れを変える。
26分、左サイドを生地が突破し佐々木に繋ぐと、佐々木がロングシュートでゴールを狙うが枠の左。
さらに30分には、幸野・生地・林・野澤の4人が左サイドをパスワークで突破。
最後は生地が中に切れ込むと、鳥取DFがファールでこれを止め、ペナルティエリア左すぐ外でFKを得る。
これを幸野が直接狙うも、ゴール左上に逸れてしまう。
攻撃の手を緩めない東京は36分、中盤でパスを4本つなぎ、右サイドの平岡と柳に預ける。
これをPA内ニアサイドに入り込んだ林に繋ぐと、深い位置からマイナスのクロスを入れるも僅かに合わない。
この流れから、今度は左サイドから野澤と生地が鳥取ゴールに迫るも、クロスが中と合わずゴールを奪えない。
サイドから連動した突破を見せたのが41分。
中盤中央で林が受けタメを作ると、右サイドの平岡に繋ぐ。平岡は中にドリブルで進むと、その外を柳が走り、平岡は柳に預けるとライナー性のクロスを入れるが合わない。
このボールが逆サイドまで流れると、再び東京が拾い幸野に繋ぐ。
幸野は顔を上げると迷わずミドルを放つがGKにセーブされてしまう。
チャンスを逃すと流れは鳥取へ。
前半終了間際に東京陣内中央で相手に前を向かれ、ミドルシュートを許すが吉本が身体を張ったスライディングでブロック。
守備陣も集中力を切らさず前半を0-0で折り返す。
【ハーフタイム】
安間監督コメント
「守備は前半と同じく集中して続けること。攻撃については積極的に仕掛け続けること。切り替えのスピードと推進力、情熱が大事になる。」
【後半】
鳥取はFWを1枚交代。東京は選手交代を行わずに後半に臨んだ。
お互いに立ち上がりの主導権を握るべく中盤での激しい攻防が続きヒートアップする場面も出てくる。
その中でも、東京が先手を取る。
52分、DFラインの岡崎が左に流れた林にミドルパスを繋ぐと、林はペナルティエリア左外から斜めにドリブルで切り込む。
これを佐々木にマイナスのパスで預け、佐々木がミドルシュートを放つとバーにはじかれる。
このこぼれ球をユインスが素早く反応しハーフバウンドボレーで蹴りこむとネットを揺らし先制に成功する。
これで勢いを掴んだ東京はさらにチャンスを作る。
54分、右サイドで幸野から縦パスをユインスに繋ぎ、右サイド裏をとった平岡がサイドを深くえぐりクロスを入れるもDFがクリアーし右CK。
このCKのこぼれ球を平岡が拾い、アーリークロスを入れるとユインスと柳が決定的なシュートを続けて放つも、相手GKの好守に防がれる。
さらに鳥取ゴールに迫り続けるも、ゴールを割れないでいると流れは鳥取へ。
しかし、東京は吉本が身体を何度も投げ出してシュートブロックをする。
64分、中盤で相手に前を向かれドリブルで仕掛けられると、ペナルティエリア手前でシュートを放つも吉本がスライディングでブロック。
さらに80分にも、右サイドを突破され斜めにゴールに迫る相手選手に対してまたしても吉本が身体を投げ出したスライディングでシュートブロック。
東京も時折、林が自陣内中央でクリアーボールを拾いタメを作ると、右サイドを平岡が単独でカウンターを仕掛けた。
81分には相手GKと1対1になるも、相手GKがセーブ。
我慢の時間が続く東京は、前線の林とユインス。途中出場した内田・鈴木・松岡も相手の攻撃を必死に抑え続ける。
とりぎんバードスタジアムに駆け付けた多くの東京サポーターも必死に声を張り上げ、選手と共に闘う。
そして、アディショナルタイムが約5分たったところで、主審の長い笛が鳴り、FC東京U-23にとってリーグ戦での初勝利を収めた。
本日も、FC東京U-23への熱いご声援誠にありがとうございました。
引き続き、温かいご声援のほど宜しくお願いいたします。
【安間監督の会見要旨】
「毎試合勝点を取れないなかでも、必死に練習をして、与えられた時間の中で全力を尽くし、試合挑んでいるのですが、最後の最後まで強気にプレーをしてくれた選手たちを誇りに思います。選手たちの可能性を信じて、J1の出場機会をとれるように今後も寄り添っていきたいと思います。
そして、J1の試合が開催されているなかで、J3の試合を行うために後押しをしてくれたファン・サポーターやスタッフに感謝したいと思います。
前節、全員が死にもの狂いでガンバ大阪U-23戦を戦い勝点1をとりました。勝点3をとるにはより走らなければいけないですし、より情熱を持って試合に臨まないといけないと話しをしました。
今日の試合では立ち上がりから、情熱を持って来て下さった方に勝ちをプレゼントするために必死になってできたのがよかったと思います。
技術的にはまだまだな選手も多いですが、この部分がないとプロのサッカー選手として大成しないと思いますし、ファン・サポーターの方にも伝わらないと思いますので、これをベースに選手と努力をしていきたいと思います。」
【選手コメント】
《ユインス》
「(得点シーンのイメージは?)シュートの跳ね返りでしたが、その予測というのを自分で意識をしており、バウンドしていたボールを上手くコースを狙おうと思ったが、良いところにボールがあったので、おもいっきりシュートを打ちました。(得点後のパフォーマンスは?)遠く鳥取まで来て頂いて応援をしてくださるファン・サポーターへの感謝の気持ちを込めたハートの形を作りました。(試合を振り返ると?)怪我人も何人かいるなかで、難しい試合になるのではないかと予想はできていた。それでも全員が一生懸命闘い、1点を決めたあとは、それを死守しようと全員の意欲がゲームに出たと思います。(J1で出場するためには?)まだまだミスがそれぞれ目立つ部分もあるが、意思の疎通を選手同士でしていくなかで、自分のミスやチームのミスを克服していきたい。そして結果が伴うように一生懸命戦っていければよいと思いますし、J1で戦うためにJ3で今戦っているので、いまここで戦っているメンバー全員がJ1で戦えればよいと思います。」