GAME RESULT試合結果
第10節 2016/5/22(日)
観衆 2,192人
天候 晴、弱 気温 27.4度 湿度 35%
主審:川俣 秀 副審:大矢 充/酒井 達矢 四審:青木 亮
J3 第10節
夢の島
0-0
試合終了
前半0-0
後半0-0
FC東京U-23 | 鹿児島ユナイテッドFC | |
---|---|---|
得点者 | ||
46' 蓮川 壮大 → 山田 将之 79' ユ インス → 平岡 翼 |
選手交代 |
60' 永畑 祐樹 → 田上 裕 76' 吉井 孝輔 → 山田 裕也 |
6 | シュート | 10 |
3 | CK | 5 |
16 | FK | 16 |
84' ムリキ |
警告 |
47' 藤本 憲明 50' 永畑 祐樹 90' 山田 裕也 |
退場 |
GK | 31 | 圍 謙太朗 |
DF | 42 | 生地 慶充 |
DF | 33 | 蓮川 壮大 |
DF | 40 | 岡崎 慎 |
DF | 25 | 小川 諒也 |
MF | 43 | 鈴木 喜丈 |
MF | 28 | 幸野 志有人 |
MF | 24 | 佐々木 渉 |
FW | 16 | ネイサン バーンズ |
FW | 32 | ユ インス |
FW | 11 | ムリキ |
GK | 41 | 波多野 豪 |
DF | 36 | 山田 将之 |
MF | 19 | 平岡 翼 |
MF | 30 | 内田 宅哉 |
GK | 31 | 山岡 哲也 |
DF | 27 | 冨成 慎司 |
DF | 6 | 田中 秀人 |
DF | 23 | 水本 勝成 |
DF | 18 | 関 光博 |
DF | 4 | 吉井 孝輔 |
MF | 7 | 赤尾 公 |
MF | 20 | 五領 淳樹 |
MF | 17 | 中原 優生 |
MF | 8 | 永畑 祐樹 |
FW | 9 | 藤本 憲明 |
GK | 1 | 植田 峻佑 |
DF | 28 | 寺田 匡史 |
MF | 14 | 高野 光司 |
MF | 33 | 田上 裕 |
FW | 13 | 山田 裕也 |
【選手・監督コメント】
4月17日(日)に行われた第5節以来の開催となった江東区夢の島競技場での第10節。
アウェイ連戦を連敗という形になってしまったFC東京U-23は、ホームで流れを変えたい。
東京のスターティングイレブンはGKに圍。
DFラインは右に生地、左にはFC東京U-23でのJ3リーグ初出場・初先発となる小川。
そして、センターバックには岡崎と2種登録されたばかりの蓮川がこちらも初出場・初先発という平均年齢が17.7歳(5/23現在)という若いDFラインが鹿児島に対峙する。
中盤は前節同様、アンカーに鈴木が入り、インサイドハーフにキャプテンマークを巻く幸野と佐々木。
前線にはムリキ・ユインス・そしてJ3リーグ初出場・初先発のネイサン バーンズが並ぶ4-3-3。
対する鹿児島は今シーズンからJ3リーグに参戦。FC東京にも在籍していた浅野哲也監督が率いて2年目となるチームは、堅守からの鋭いカウンターを持ち味に現在4位。
東京は上位チームから勝点を狙う。
【前半】
積極的に試合に入ったのは鹿児島。
開始直後左サイドからクロスを許すも、圍がキャッチ。
お互いに守備時はコンパクトな陣形を組み、自陣内にブロックを構築。
鹿児島はパスをつなぎながら、東京は中長距離のパスを使い局面を変える形でのカウンターでチャンスを伺う展開となる。
最初のチャンスは20分、自陣でボールを持ったムリキから右サイドを走るバーンズにミドルパスを通す。
これをバーンズがドリブルで縦に持ち運び中央に位置するユインスに。
ユインスはシンプルに佐々木に落としミドルシュートを放つも相手守備陣にブロックされる。
守備陣も集中力を切らさない。
23分、ゴール前PA外中央で一瞬スペースを与えてしまい、ミドルシュートを許すも岡崎がスライディングでブロック。
こぼれ球を再び拾われ、左サイドから斜めに突破を許すも圍が正面でガッチリキャッチする。
再びカウンターでチャンスを作った東京は25分、自陣中央で佐々木がボールを受け前を向くと、右サイド裏に走り出したバーンズへロングパスを通す。
バーンズはドリブルで持ち上がりPA内角度のないところからシュートを放つが相手GKがセーブ。
これで得た左CKを小川が中央PAライン上あたりの佐々木に送ると、佐々木はダイレクトで右足ジャンピングボレーで狙うがGK正面に。
鹿児島にもチャンスが訪れたのが33分、自陣内で縦パスを許し、ダイレクトパス2本で中央を突破されPA内に進入される。
この決定的なシュートは圍が素早い反応で好セーブし得点を許さない。
我慢の時間が続くなかバーンズとムリキが縦への推進力でゴールに迫る。
41分、岡崎のロングパスを左サイドに流れるユインスが身体を張ってボールを収める。
これにムリキがサポートに入りボールを拾うと、左サイドをドリブルで突破しPA内に進入。
グランダーのクロスをバーンズに出すもわずかに合わない。
さらに43分、自陣中央でムリキが相手のパスをカットしカウンター。
ムリキは中央まで持ち上がると、右サイドを走るバーンズにミドルスルーパスを通す。
これをバーンズは相手と競りながらシュートを放つも、ブロックされてしまう。
守備でもムリキは奮闘しチームを鼓舞したのが前半終了間際。
自陣左サイド深くで相手にドリブルを仕掛けられるがムリキがここまで戻り身体を張って相手の進入を防ぐ。
このプレーに場内は拍手。
全員が気持ちを全面に押し出し0-0で折り返す。
【ハーフタイム】
安間監督
「守備では相手のスピードを止めること。攻撃では判断を早くテンポを上げること。絶対に勝つぞ!」
【後半】
東京は蓮川から第4節以来の出場となる山田にスイッチ。岡崎とコンビを組む。
鹿児島は選手交代を行わず、東京のキックオフで後半が開始される。
後半もお互いにカウンターやショートカウンターを中心に攻撃を仕掛ける。
47分、相手のカウンターを受け、DFライン裏へパスを通されると、圍が飛び出し相手選手と接触しながらもボールをキャッチ。
圍は一度はうずくまるも再び立ち上がりプレー続行。この日の圍は終始安定したキャッチングで再三相手の攻撃を防ぎ続ける。
東京もムリキの積極的なプレスからショートカウンターを放つ。
55分、相手陣内でムリキが二度追いから左サイド深くでボールを拾う。
さらに59分にも連動した前線からのプレスを仕掛けると、ムリキがボールを奪う。
これを小川が左サイドを縦に突破し左CKを得る。しかし、このCKをクリアーされるとカウンターを受けてしまう。
左サイドを縦に突破され、1対3のピンチを迎えるが、生地が懸命に対応し得点を許さない。
そしてこの日最大のチャンスは63分。
相手陣内中央でFKを得ると小川のシュートは壁にブロックされる。
このこぼれ球を、幸野が拾いDFライン裏に柔らかいラストパスを出すと佐々木が抜け出し、相手をかわしシュートを放つもバーに阻まれてしまう。
すると、セットプレーからピンチを迎えてしまう。
66分、中盤右サイドからのFKを中央でヘディングされるも枠の上。
さらに71分には、左CKを与えるとボールはゴール前ではなくPA外中央に。ここに相手選手がフリーで飛び込みシュートを許すも圍の正面。
東京はユインスに代え平岡を投入。右サイドに配置し、ムリキとバーンズのツートップ。
鈴木と幸野のダブルボランチに変更し、佐々木を左サイドの4-4-2へ。
しかし、流れは変わらず、81分には自陣中央でボールを奪われショートカウンターを受ける。
中央から左サイドに展開されると、カットインからシュートを打たれるも圍がキャッチ。
我慢を続けているとアディショナルタイムに入った90+1分、左サイドを佐々木が縦に突破し、前方を走るバーンズへ。
バーンズは相手DFと競り合いながら、PA内に進入しシュートを放つも枠を捉えきれず。
このまま試合は終了し、0-0のスコアレスドローに終わった。
本日も、FC東京U-23への熱いご声援誠にありがとうございました。
引き続き、温かいご声援のほど宜しくお願いいたします。
【安間監督の会見要旨】
「なによりも、この試合に多くのファン・サポーターの方に駆けつけていただき、後押しをしてくれたことを感謝します。
試合の方は、現在4位でカウンターの鋭い鹿児島さんを相手に10代のDFライン4人とアンカーに入った鈴木を含めて、本当に根気強く繊細に戦ってくれたことが、とてもよかったことだと思います。
ハーフタイムにもすごく活発なコミュニケーションをとっており、ムリキ・バーンズ・生地などが、年齢を関係なく行われたことがすごく良い光景に映ってます。それぞれが回数を重ねることによって自己主張をできるようになったことが凄くよかったなと思います。
ただ、プロスポーツが間違いなく与えるのは感情だと思うので、今日来てくださったファン・サポーターのみなさんに良い感情だったと思いますが最良の感情を持って帰っていただけるように、もっともっと努力をしていきたいと思います。」
【選手コメント】
《小川》
「チーム全体として無失点に終われたということは良かったと思います。ただ、守備面に関してはピンチも多くありましたし、攻撃面でも決定的なチャンスを作りつつも得点がゼロであったことは課題が残ると思います。
個人的には、守備はまあまあ安定していたと思いますが、攻撃の部分ではもっと積極的に上がったり、クロスの精度が今日は凄く悪かったと思うので、もっと自分から決定的なチャンスを作れるように、もっとゲームをしっかりと作っていきたいと思います。
(DFラインが若いメンバーでしたが?)自分がDFラインのなかで一番年上ということで、J1でのDFラインのことを経験しているのも自分だけでしたし、そのDFラインの速さを凄く伝えようと思い声を出すようにしました。
(次戦に向けた意気込みは?)J1でもJ3でも自分は常に全力で闘うだけなので、ファン・サポーターのみなさんに感動してもらえるような試合をしたいと思います。」