GAME RESULT試合結果
第11節 2016/5/29(日)
観衆 4,449人
天候 曇、無 気温 27.7度 湿度 42%
主審:塩津 祐介 副審:鶴岡 将樹/堀 圭佑 四審:深澤 寿男
J3 第11節
南長野
0-1
試合終了
前半0-1
後半0-0
AC長野パルセイロ | FC東京U-23 | |
---|---|---|
得点者 |
31' ユ インス |
|
55' 近藤 祐介 → 塩沢 勝吾 65' 荒田 智之 → 勝又 慶典 75' 東 浩史 → 菅野 哲也 |
選手交代 |
65' 駒野 友一 → 生地 慶充 71' 平岡 翼 → 内田 宅哉 |
11 | シュート | 8 |
4 | CK | 2 |
15 | FK | 13 |
警告 |
61' 佐々木 渉 62' 幸野 志有人 90'+1 幸野 志有人 |
|
退場 |
90'+1 幸野 志有人 |
GK | 31 | 三浦 龍輝 |
DF | 4 | 内野 貴志 |
DF | 11 | 阪田 章裕 |
DF | 28 | パク ゴン |
DF | 26 | 夛田 凌輔 |
MF | 25 | 有永 一生 |
MF | 23 | 東 浩史 |
MF | 7 | 佐藤 悠希 |
MF | 29 | 碓井 鉄平 |
FW | 18 | 荒田 智之 |
FW | 32 | 近藤 祐介 |
GK | 21 | 金 永基 |
DF | 2 | 松原 優吉 |
DF | 35 | 天野 貴史 |
MF | 6 | 仙石 廉 |
MF | 8 | 菅野 哲也 |
FW | 9 | 塩沢 勝吾 |
FW | 13 | 勝又 慶典 |
GK | 41 | 波多野 豪 |
DF | 50 | 駒野 友一 |
DF | 26 | 柳 貴博 |
DF | 40 | 岡崎 慎 |
DF | 15 | 小山 拓哉 |
MF | 34 | 野澤 英之 |
MF | 28 | 幸野 志有人 |
MF | 43 | 鈴木 喜丈 |
MF | 19 | 平岡 翼 |
MF | 24 | 佐々木 渉 |
FW | 32 | ユ インス |
GK | 46 | 髙瀨 和楠 |
MF | 30 | 内田 宅哉 |
MF | 42 | 生地 慶充 |
【選手・監督コメント】
ファン・サポーター、選手・スタッフがまさに一丸となって掴んだ勝利だった。
2016明治安田生命J3リーグも10試合を終わり1勝3分6敗勝点6の最下位に位置するFC東京U-23。
今節は勝点18で4位につけるAC長野パルセイロのホームスタジアム「南長野運動公園総合球技場」に乗り込んでの第11節。
東京のスターティングイレブンはGKにJ3リーグデビュー戦となる波多野。
DFラインは右から柳・鈴木・岡崎のスリーバック。
中盤はアンカーの位置に野澤を配置し、インサイドハーフに幸野と佐々木。
両WBは駒野と特別指定選手として登録されたばかりの小山が左サイドに。
前線は平岡とユインスが構える3-5-2。
対する長野は前線にFC東京にも所属したことのある近藤と、経験豊富な荒田。
センターバックには阪田が構えセンターラインを経験豊かな選手で固める4-4-2。
ロングボールからパワフルな攻撃が特長のチーム。
東京ゴール裏やメインスタンドで見守るファン・サポーター約100名と共に試合に臨んだ。
【前半】
前半、試合を支配したのは東京だった。
立ち上がりこそ、長野にボールを支配される時間があったものの、長野ツートップに対して、柳と岡崎が激しいプレスを掛けて自由を与えない。
相手のロングボールに対しても、セカンドボールを全員が集中して拾い、流れを掴む。
東京は、幸野がボールを受けリズムを作り始めると左サイドからゴールに迫る。
最初のチャンスは13分、DFラインの鈴木が中盤にボールを運び、ユインスへ縦パスを入れる。
これを小山につなぐと、小山はグランダーのパスをPA外に位置した佐々木につなぎ右足でゴールを狙うも枠の右へ。
さらに、17分にも左サイド外から中に入り込んだ小山が縦パスを受ける。
これにタイミング良く平岡が裏に飛び出すがわずかに相手GKが先に飛び出しキャッチされる。
その後も東京はポジションを入れ替えながらボールをつなぎ、長野守備陣に的を絞らせない。
中盤での球際の攻防が続くと、東京はリスタートから先制点を奪う。
31分、相手陣内中央左サイドでファールを受けると、幸野が素早くリスタート。
これをユインスが縦に抜け出し、ドリブルでPA内に進入。左サイドから切り込み角度がなくなるなか、左足でファーサイドにねじ込む。
さらに攻勢を強める東京は直後の32分、右サイドから駒野が平岡とワンツーで突破するとグランダーのマイナスクロスを中央へ。
ここに佐々木が飛び込み右足ダイレクトで合わせるもミートせず、追加点のチャンスを逃す。
勢いに乗る東京は長短のパスをうまく使い分け攻撃を仕掛ける。
細かいパスワークでゴールに迫ったのが40分。
相手陣内中央を野澤・佐々木等が細かくパスをつなぎ崩しにかかる。
最後は野澤が幸野につなぎ、幸野の強烈なロングシュートは相手GKの好守に阻まれる。
さらに43分、岡崎からのロングパスに、ユインスが左サイドに流れながらボールを受ける。
これは相手DF2枚に囲まれ潰されてしまうが、東京はバリエーション豊かな攻撃を繰り出す。
前半終盤には立て続けにFKなどからゴール前にクロスを許すも守備陣が跳ね返し、1-0とリードして折り返す。
【ハーフタイム】
安間監督コメント
「守備は前半同様集中して連動すること。強い意志でゲームに入ろう。絶対に勝って帰るぞ。」
【後半】
両チーム共に交代を行わずに、後半に挑んだ。
前半同様に試合を支配したかった東京だったが、立ち上がりに平岡がPA内右サイドからポスト直撃のシュートを放つも追加点を奪えないと流れは長野に移った。
長野はセンターライン付近や左右両サイドの低い位置からも、ツートップめがけてロングボールを蹴り込んでくる。
これに対して、東京はDFラインが押し上げられず、全員が自陣内に入り、DFラインもPA前に布陣し、徹底的に跳ね返し続ける。
58分、右サイドからのアーリークロスをファーサイドで合わせられるも、波多野が身体を広げ好守。
その後も押し込まれ続け、徐々に中盤と前線の距離が広がり、前線にボールを預けても孤立しボールを保持できない。
東京は生地、内田を投入し流れを変えようとするも、簡単には変わらない。
長野も前線の2枚を交代し、圧力を強める。
72分には中盤でボールを奪われカウンターを受けるも、幸野が長い距離を戻り対応。
集中力を切らさず、全員で凌ぎ続ける。
すると77分、幸野が足を攣り一度ピッチの外へ。FPの交代選手を使い切っている東京は10人で防戦する。
さらに、攻勢を強める長野に対し、高さという武器を最大限発揮したのが守護神波多野。
77分、相手の高めのミドルシュートをパンチングで弾き返す。
さらに79分、相手の右CKに対してゴール前に密集をする戦術をとった長野だったが波多野がクロスをキャッチ。
続く、81分にも左サイド浅い位置からのロングボールを波多野がPAギリギリまで飛び出しキャッチ。守備範囲の広さを示す。
幸野もピッチに戻り、全員で耐える東京は、野澤・ユインスも脚を攣らせながらも防戦。
90+1分にはこの日2枚目のイエローカードを受けた幸野が退場。
10人で耐える東京はアディショナルタイム、長野に決定的なチャンスを作られるも波多野が好セーブ。
全員で最後まで凌ぎきり、2勝目を掴んだ。
本日も、FC東京U-23への熱いご声援誠にありがとうございました。
引き続き、温かいご声援のほど宜しくお願いいたします。
【安間監督の会見要旨】
「先ず、前日にクラブユース選手権に出場した選手やTOPチームの対戦相手となってトレーニングをした選手などもいるなかでなんの言い訳もなく、この試合に挑んでくれた選手を誇りに思います。
また、ホームでJ1ガンバ大阪戦があるなかで、自分たちの試合を選んで応援してくださったファン・サポーターのみなさんには本当に感謝しかないですし、そんなみなさんのためにもこの試合を絶対に勝とうと言って試合に入りました。
その気持ちがしっかりと具現化され、この結果に繋がったんじゃないかと思います。
試合内容は、いつもと少し形を変えてスペクタクルなサッカーが展開できたと思います。
後半は、どこかの時間帯方からロングボールがくると思っていましたが、後半立ち上がりからロングボールを使った攻撃を受け、相手のストロングポイントに対して、ラインが低くはなりましたが、最後の最後まで身体を預けながら、シュートコースを防ぎながら若い選手たちが防いでくれたことは上手さだけじゃなく、勝負にはこういった展開も必要だという事を感じ取れた試合だった。今後の選手たちに大きかったと思います。
得点シーンはクイックスタートでしたが、受けてにも出してにも凄く意思があり意表を突くプレーだったと思いますし、自分でドリブルで仕掛けるんだという個の強さをしっかりと出せたところは良かったんじゃないかと思います。
何よりも、得点後や試合後に選手がまとまっている姿を見ると、なかなかチームとして練習はできないですが、普段から与えられた時間のなかでコミュニケーションをとり、作り上げてきている証拠だと思うので、さらに良い試合ができるようにし、来て頂けるファン・サポーターのみなさんに応えられるように日々努力をしていきたいと思います。」
【選手コメント】
《波多野》
「デビュー戦ということでしたが、個人的にはいつも通りの準備をすることができ、自分本来の調子で臨めました。
守備陣に対して、試合を通し声を出し続けることができたことで、ハイボールに対しても積極的にチャレンジできました。
ただ、課題も見つかり、細かい場面でのポジショニングなどは練習をして修正していきたいです。
チームとしては、相手の攻撃がロングボールが多かったのですが、しっかり跳ね返しセカンドボールを拾うことができていたので、試合を通じて得点を奪われる気がしなかったです。
(次節への意気込みは?)無失点でチームの勝利に貢献したいです。」
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