GAME RESULT試合結果
第1節 2016/7/02(土)
観衆 9,858人
天候 曇、強 気温 25.6度 湿度 89%
主審:松尾 一 副審:八木 あかね/林 可人 四審:清水 修平
J1 2nd 第1節
ベアスタ
3-2
試合終了
前半0-1
後半3-1
サガン鳥栖 | FC東京 | |
---|---|---|
58' 富山 貴光 90'+4 池田 圭 90'+5 豊田 陽平 |
得点者 |
10' ムリキ 62' 河野 広貴 |
69' 富山 貴光 → 池田 圭 74' 鎌田 大地 → 早坂 良太 79' 福田 晃斗 → 岡本 知剛 |
選手交代 |
64' 東 慶悟 → 高橋 秀人 83' 河野 広貴 → 水沼 宏太 90' ネイサン バーンズ → 平山 相太 |
7 | シュート | 7 |
7 | CK | 1 |
17 | FK | 12 |
警告 | ||
退場 |
GK | 33 | 林 彰洋 |
DF | 8 | 藤田 優人 |
DF | 5 | キム ミンヒョク |
DF | 29 | 谷口 博之 |
DF | 23 | 吉田 豊 |
MF | 10 | 金 民友 |
MF | 14 | 高橋 義希 |
MF | 30 | 福田 晃斗 |
MF | 24 | 鎌田 大地 |
FW | 18 | 富山 貴光 |
FW | 11 | 豊田 陽平 |
GK | 1 | 赤星 拓 |
DF | 2 | 三丸 拡 |
DF | 35 | 青木 剛 |
MF | 6 | 岡本 知剛 |
MF | 25 | 早坂 良太 |
FW | 22 | 池田 圭 |
FW | 39 | 岡田 翔平 |
GK | 47 | 秋元 陽太 |
DF | 2 | 徳永 悠平 |
DF | 3 | 森重 真人 |
DF | 5 | 丸山 祐市 |
DF | 25 | 小川 諒也 |
MF | 7 | 米本 拓司 |
MF | 37 | 橋本 拳人 |
MF | 17 | 河野 広貴 |
MF | 38 | 東 慶悟 |
FW | 11 | ムリキ |
FW | 16 | ネイサン バーンズ |
GK | 31 | 圍 謙太朗 |
MF | 4 | 高橋 秀人 |
MF | 22 | 羽生 直剛 |
MF | 27 | 田邉 草民 |
MF | 48 | 水沼 宏太 |
FW | 9 | 平山 相太 |
FW | 20 | 前田 遼一 |
【選手・監督コメント】
2ndステージ開幕。第1節はアウェイに乗り込む!
2ndステージが開幕し、第1節はサガン鳥栖と対戦、アウェイに乗り込む。
1stステージ最終節は平山のゴールで横浜FMに競り勝ち、戦績を6勝5分6敗の五分とし、9位で終えることとなった。
そこから間を置かずに迎える2ndステージだが、城福監督は「私たちは年間の34試合を通じて成長していくことを一番に意識しているが、ここまでは思うように勝点を伸ばせなかった。一度リセットできることを大きなモチベーションとして、今後に向かいたい」と、気持ちを新たにして臨む。
対する鳥栖の1stステージは、勝点17で15位。得点は、リーグワーストの10得点に留まり、勝点に繋げられなかった印象だが、反対に失点数は15で、東京よりも少なく、まさに堅守を誇る。鳥栖FW豊田、MF鎌田らを中心とした攻撃陣に対しては、90分間を通して隙を作らないことが大事になる。
東京は2トップに3試合連続で、ムリキとネイサン バーンズが名を連ね、前節横浜FM戦から徳永が先発に復帰。
我慢強さを求められることになるが、勝点3のためには、アグレッシブにボールを奪いにいくことや、リスクを背負って攻めに出ることも必要になるはず。1stステージの対戦時よりも、チームとしての成長度を見せて、鳥栖を上回りたい一戦だ。尚、アウェイ・ベストアメニティスタジアムでは、過去3シーズンに渡っていずれも勝利している。
湿度の非常に高い(89%)鳥栖・ベストアメニティスタジアムで、19時4分に鳥栖のキックオフでスタートした。
ムリキのゴールで先制!1-0で折り返す
序盤から攻守がめまぐるしく入れ替わる試合展開。
6分:中盤でボールをカットし、ムリキ→橋本とつなぎ、橋本が中央をドリブル突破。グラウンダーシュートはGK林にキャッチされる。
10分:右サイドからバーンズがグラウンダーのクロス。これがエリア中央に走り込んだムリキがゴール右に流し込み、ゴール!東京が先制に成功。
23分:鳥栖・ボールを回しながら、徐々にゴールに近づいてくるが、DFライン裏へのボールは東京DF陣がしっかりと対処し、シュートを打たせない。
26分:東京がボールを回す時間帯に。サイドから攻撃を仕掛け、バーンズは積極的に裏への動きを見せる。
28分:ゴールまで約20メートルの位置で米本が倒されFKを得た東京。キッカー森重が直接狙うもゴール右に外れる。
35分:ムリキ→東とつなぎ、エリア手前から橋本が右足のミドルシュートでゴールを狙うが、ボールは枠の上に外れる。
46分:鳥栖・MF金を中心に右サイドの裏を執拗に狙うが、東京DF陣がゴール前で力強くはじき出す。
ムリキのゴールで先制した東京。互いにゴール前まで迫るもののゴールは生まれず、1-0で折り返す。
後半アディショナルタイムの2失点で逆転負け
後半は東京のキックオフで開始。
54分:河野のパスを受けた米本が、反転して右足ミドルを放つが、枠を大きく外れる。
56分:鳥栖・FKのシーン。右サイドから送られたクロスボールを、ファーサイドのMF高橋が折り返す。これは丸山が大きくクリアし、鳥栖のFKへ。
58分:左CKのキッカーはMF富山。低い弾道のクロス性のボールがそのままゴールネットに吸い込まれて得点を許し、1-1の同点に。
62分:左サイドを攻め上がる東京。バーンズがグラウンダーのクロスでゴール前ボールを供給。これに河野がダイレクトで合わせてゴール。2-1と再びリード。
64分:東に代えて高橋が投入される。選手交代により、高橋が中盤センターに入り、橋本が左サイドに移る。
69分:鳥栖はFW富山に代えて、同じくFWの池田を投入。
74分:鳥栖は二枚目の交代。鎌田に代えて、早坂を投入。
75分:浮いたボールを競り合いながら、中盤の主導権を奪い合う両チーム。
79分:鳥栖は最後の交代。福田に代えて、岡本を投入。
80分:攻勢を強めてくる鳥栖は、東京DFラインにプレッシャーをかけて、ボール奪取を狙う。
83分:河野に代えて水沼を投入。
87分:相手DFからボールを奪った東京。水沼がエリア手前でフリーのチャンスだったが、前に飛び出したGK林が片手で防ぎゴールならず。
89分:ネイサン バーンズに代えて平山を投入!
後半アディショナルタイムは4分。
90分+4:鳥栖・右サイドをMF金が突破。エリア内からグラウンダーのクロスをFK池田が詰め、同点に。
90分+5:鳥栖・MF金の縦パスにMF高橋義が抜け出し中央へクロス。このクロスにFW豊田が頭で合わせ、ゴール…まさかの逆転を許す。
後半アディショナルタイムの2ゴールで痛恨の逆転負けを喫した。
【選手コメント】
《ムリキ》
「勝利が目の前に来たところで、同点に追いつかれ、さらに逆転されたという展開で、何が起こったのかよくわからない状況です。前半は我々のリズムで、ボールをつなぎながら得点することができて、1-0で折り返すことが出来ました。後半になって、相手が前に出てきたので、攻められることもある中、なんとか耐えることができていたが…。すでに終わったことをとやかく言っても変わらないし、残りの試合もまだあるので、これから我々の目標に向かって、ミスを犯さないようにしていきたいと思います。」
《ネイサン バーンズ》
「勝たなければいけない試合を落としてしまいました。最後の5分は、自分たちで難しくしてしまったと思います。それ以外は、チームの役割・戦術をみんなが遂行したが、最後の5分が結果を左右してしまいました。ただ、2ndステージは始まったばかりなので、気持ちを切り替えて、次の試合のことを考えなければいけないと思っています」
【城福 浩監督の会見要旨】
「勝点3を獲れず、本当に残念に思うし、遠くまで来てくれたファン・サポーターに悔しい思いをさせてしまった。勝点0に終わったことには必ず理由がある。チームとして反省すべきところと個人として受け止めなければいけないところがある。我々はプロとして結果が求められている。チームの結果は私が責任を負うが、プレー、局面の結果は選手が負わないといけない。そこを次の修正点として、チームとしてもっとレベルアップし、次に向かいたい」
【鳥栖・マッシモ フィッカデンティ監督の会見要旨】
「最後の3分だけを見ると、ここに凝縮されたような試合だったが、その前の90分間の戦い方で見ると満足した内容だと考えていた。その中で、あのような最高の結果を得ることもできた。次につなげるために、90分の中の良かったところと悪かったところを落ち着いた状態で分析したいと思う。戦術的なところは、戦いながら状況を見て選手に変更箇所を伝えていたが、平山選手が出てきたところで鳥栖のディフェンスラインの裏を狙われる機会が減った。なので、一気に押し上げることができて、最後の攻撃の体制に入ることができた。4-3-3に変えて、さらに4-4-2に変えていたところも選手たちはよく理解して、私が2年間指導した素晴らしい東京の選手たちを相手に良く戦い、さらに鳥栖の選手の素晴らしさをより深く感じることができる試合だった。今日は気持ちの勝利だと思う。東京相手に勝点3を取るにはこれ以上ないという戦い方を見せてくれた」