GAME RESULT試合結果

第25節 2016/10/16(日)
観衆 5,081人 
天候 晴、弱 気温 24.2度 湿度 44% 
主審:佐藤 誠和 副審:宇田 賢史/松本 瑛右 四審:橋本 峻佑

J3 第25節

富山

HOME

カターレ富山

0-0

試合終了

前半0-0

後半0-0

AWAY

FC東京U-23

カターレ富山 FC東京U-23
得点者
61' 大島 康樹 → 萱沼 優聖
83' 衛藤 裕 → 中西 倫也
89' 苔口 卓也 → 木本 敬介
選手交代 46' 平岡 翼 → 小山 拓哉
19 シュート 12
11 CK 2
20 FK 16
51' 脇本 晃成
警告 14' 野澤 英之
33' 岡崎 慎
39' 小川 諒也
57' 小山 拓哉
退場
カターレ富山先発
GK 1 飯田 健巳
DF 29 進藤 誠司
DF 3 代 健司
DF 5 平出 涼
DF 4 國吉 貴博
MF 2 脇本 晃成
MF 8 窪田 良
MF 22 椎名 伸志
MF 10 衛藤 裕
FW 34 大島 康樹
FW 9 苔口 卓也
カターレ富山控え
GK 21 江角 浩司
DF 13 内田 錬平
DF 7 北井 佑季
MF 19 西川 優大
MF 23 萱沼 優聖
FW 15 中西 倫也
FW 17 木本 敬介
FC東京U-23先発
GK 31 圍 謙太朗
DF 26 柳 貴博
DF 33 蓮川 壮大
DF 40 岡崎 慎
DF 25 小川 諒也
MF 34 野澤 英之
MF 43 鈴木 喜丈
MF 42 生地 慶充
MF 19 平岡 翼
MF 30 内田 宅哉
FW 23 林 容平
FC東京U-23控え
GK 41 波多野 豪
DF 15 小山 拓哉
DF 49 坂口 祥尉
MF 45 小林 真鷹

【選手・監督コメント】

ここ5試合で2勝2分1敗の勝点8を積み上げた東京。

今節の対戦相手は第4節、味の素フィールド西が丘で0-3と完敗を喫した富山。
ホームでの悔しい結果をここ富山県総合運動公園陸上競技場で晴らしたい。
東京のスターティングイレブンはGKに圍。
DFラインは右から柳・蓮川・岡崎・小川という10代の選手が並ぶ。
野澤と鈴木のダブルボランチが中盤を支え、2列目に生地・平岡・内田が並び前線には林が入った4-5-1の布陣。
メンバー入り選手の平均年齢19.53歳と非常に若いメンバー構成となった。
富山は4-4-2の布陣敷き、チーム内得点王23萱沼はベンチスタート。前線の9苔口や中盤の10衛藤、GK1飯田とセンターラインはベテランで固める。
5,081人という多くのファン・サポーターに見守られるなか、東京のキックオフで試合は開始された。

【前半】

東京は登録上4-5-1となっていたが、実際は林と平岡がツートップ気味に組む4-4-2。
立ち上がり、主導権を握りたい東京だったが、富山が激しいプレスを中心に主導権を握る。
ファーストシュートを2分、左サイドの小川からのクロスを林がヘディングし、さらに5分にもFKから林がヘディングで狙うがそれ以降押し込まれる展開が続く。
東京はボールを繋ごうとするも、富山の前線からの守備や、中盤での激しいプレッシャーにボールをつながせてもらえない。
するとセットプレーからゴールに迫られる。
8分に左CKをファーサイドでフリーで飛び込まれると、10・14分にもFKからピンチを招く。
さらには19分、自陣中央左サイドで富山にFKを与えると意表を突くリスタートで左サイド縦にゴロパスを出される。
このまま深くまでの進入を許すと、マイナスのグランダークロスにフリーで飛び込まれるも決定的なシュートは枠の上へ。
東京もCKから反撃を試みたのが20分、小川の左CKをファーサイドで林が合わせるも枠を捉えることができない。
26・27分には柳が右サイドからゴールに迫るも得点は奪えない。
富山は前線からのプレスとリトリートしブロックを作る守備を使い分けることで、東京に隙を与えない。
時折攻める機会を作るもボールをなかなか保持できず、富山の攻守両面において鋭い出足に手を焼き続ける。
38分には小川が警告を受けると、この時間までにイエローカードを野澤(次節累積警告による出場停止)・岡崎・小川の三人が受けより厳しい展開となる。
それでも反撃に出る東京は41分、生地が中央をドリブルで持ちあがり柳につなぐ。柳はファーサイドの飛び込んだ平岡に出すもDFが先に触る。
するとこのボールを富山に拾われカウンターを受けてしまう。
富山はシンプルに前線にボールをつけ単独で中央からドリブルを仕掛けられるも、蓮川が一対一を防ぐ。
前半はチャンスらしいチャンスを作れず後半に挑む。

【ハーフタイム】

中村監督
「積極的にボールを受けよう。自分がボールを受けるという強い気持ちを持つこと。
積極的に球際でボールにいこう。
このままでは帰れないぞ。」
 

【後半】
東京は平岡から小山へ入替え、左SHに入れると内田を右サイドへ。
前線は林を頂点に生地が少し低い位置をとる布陣に切り替える。
富山は選手交代を行わず、富山のキックオフで後半を開始する。
後半開始直後にミドルシュートを放ち攻撃への姿勢を強めた東京だったが流れは再び富山に移る。
47分、カウンターからゴールに迫られると、49分にも左サイド深くまで進入を許すもクロスをDFがブロック。
これで与えた左CKは大きくファーサイドに回った相手選手をフリーにすると折り返しからシュートを放たれるも枠の上へ。ピンチを逃れる。
56分にも、右CKをファーサイドで折り返されると混戦から決定的なシュートを許すもゴールライン上でDFがカバー。
なかなかボールを保持する時間は作れないながらも、カウンターから反撃を試み東京。
66分、左サイドからの強烈なシュートを圍が片手で防ぐ。
この左CKを圍がキャッチすると鈴木が右サイドを駆け上がりカウンターを仕掛ける。
最後は右からのクロスを林が合わせるも得点にはならない。
さらに70分には圍のロングキックを林が競り鈴木が拾う。
鈴木は生地に縦パスを入れると前を向いた生地が林へスルーパスを通す。
林はPA内右サイドで一対一から中に切れ込み左足でゴールを狙うも枠の左。
勢いを強める東京は73分にもカウンターから柳がPA内右サイドまで入り込む。これを縦にドリブルで仕掛けグランダーのマイナスクロスを生地が狙うもDFブロック。
富山の運動量が落ち、球際での攻防やセカンドボールを拾い主導権を握った東京は76分には左右両サイドから厚みのある攻撃を仕掛けると、79分。
右サイドから柳が逆サイド裏に走った小川にクロスを入れると中央に折り返す。
ここに林と小山が飛び込むもわずかに合わせることができない。
富山も自陣で奪ったボールをシンプルにFWの頭やスペースにロングボールを蹴り込み反撃してくるも、岡崎と蓮川が粘り強く対応する。
オープンな展開となった終盤86分、富山の右CKのこぼれ球の流れから波状攻撃を受けると、PA内中央で決定的なシュートを許すも野澤がゴールライン上でクリアー。
アディッショナルタイムにも富山にチャンスを作られるも、シュートは圍の正面に飛び、試合はこのまま終了。
0-0で勝点1を積み上げた。


FC東京U-23への熱いご声援誠にありがとうございました。
引き続き、温かいご声援のほど宜しくお願いいたします。

【中村監督の会見要旨】
「先ず最初に、遠く富山までたくさんのサポーターの方々が観に来てくださり感謝しております。
そういった応援してくださる方々のためにも立ち上がりからやろう、と、試合に入ったが前半は相手の前からくる早いプレッシャーにボールを動かすことができず、防戦一方になってしまった。
ボールを受ける選手も臆病になってしまい、なかなか前に進めないという現状を突き付けられました。
ハーフタイムに選手に話したのは、それでも0-0で押さえたことはなにかある。
後半はもっと自分たちのプレーを出そう。勇気を持ってボールを受け、勇気を持って背後に走り、勇気を持って球際にいく、という話しをしました。
前半に比べると選手たちは非常によく闘ってくれたと思います。
ただ、最後まで富山も良いチームで、セットプレーからピンチがありましたが、選手たちはよく頑張って勝点1をとってくれたと思います。」


【選手コメント】
《小川》
「前半は相手のペースになる場面が多く、耐える時間が凄い多かった。後半はしっかり自分たちがボールを握って、後半の途中などは自分たちの流れだったので、そういったところで得点がとれれば勝てた試合だったと思います。
(前半と後半の違いについては?)チーム全体として、前半はボールを持った時に顔を出す選手が少なかったが、後半は全体的に顔を出す選手が多く、全員がボールを受けようとしていたので、ボールを動かすことができたと思います。
(自身のプレーについては?)攻守両面において課題の見えた試合でした。特に攻撃に関していえば、得点に絡むクロスやアシストという結果を出さないといけないと思います。
(次戦に向けて)一週間、鹿島戦に向けてチーム全体としてしっかりと勝つために、勝点3をとるために取り組んでいきたいと思います。」


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