GAME RESULT試合結果
第26節 2016/10/23(日)
観衆 1,257人
天候 曇、弱 気温 21.3度 湿度 52%
主審:大矢 充 副審:俵 元希/花川 雄一 四審:山口 隆平
J3 第26節
万博
1-1
試合終了
前半0-0
後半1-1
ガンバ大阪U-23 | FC東京U-23 | |
---|---|---|
90'+1 一美 和成 |
得点者 |
65' 内田 宅哉 |
31' 阿部 浩之 → 一美 和成 71' 嫁阪 翔太 → 妹尾 直哉 90'+2 小川 直毅 → 野田 裕喜 |
選手交代 |
63' 小山 拓哉 → 内田 宅哉 84' 生地 慶充 → 佐々木 渉 88' ユ インス → 平岡 翼 |
10 | シュート | 14 |
6 | CK | 3 |
14 | FK | 14 |
66' 岩下 敬輔 |
警告 |
40' 小林 真鷹 87' 林 容平 |
退場 |
GK | 16 | 田尻 健 |
DF | 30 | 平尾 壮 |
DF | 3 | 西野 貴治 |
DF | 8 | 岩下 敬輔 |
DF | 28 | 嫁阪 翔太 |
MF | 27 | 内田 達也 |
MF | 47 | 梅津 克貴 |
MF | 13 | 阿部 浩之 |
MF | 24 | 小川 直毅 |
MF | 45 | 食野 亮太郎 |
FW | 37 | 髙木 彰人 |
GK | 31 | 林 瑞輝 |
DF | 32 | 野田 裕喜 |
DF | 46 | 足立 丈英 |
MF | 26 | 妹尾 直哉 |
FW | 33 | 一美 和成 |
GK | 31 | 圍 謙太朗 |
DF | 26 | 柳 貴博 |
DF | 29 | 吉本 一謙 |
DF | 40 | 岡崎 慎 |
DF | 25 | 小川 諒也 |
MF | 45 | 小林 真鷹 |
MF | 43 | 鈴木 喜丈 |
MF | 42 | 生地 慶充 |
MF | 23 | 林 容平 |
MF | 15 | 小山 拓哉 |
FW | 32 | ユ インス |
GK | 41 | 波多野 豪 |
DF | 21 | 岡庭 愁人 |
MF | 19 | 平岡 翼 |
MF | 24 | 佐々木 渉 |
MF | 30 | 内田 宅哉 |
【選手・監督コメント】
2016明治安田生命J3リーグもいよいよ残り5試合。
一つでも勝点を積み上げ順位を上げたいFC東京U-23。
今節の相手はガンバ大阪U-23。今シーズンより参戦している同じ『U-23』チーム同士の対戦ということもあり、試合前のミーティングで中村監督も「絶対に勝つぞ」と強い意気込みを持って臨む。
東京は、GKに圍が入り、DFラインは右から柳・吉本・岡崎・小川。
吉本は第15節の福島戦以来のスタメン出場となりキャプテンマークを巻く。
中盤には鈴木と小林のダブルボランチ。2列目は生地・林・小山と並び前線にユインスが入った。
対する大阪はDFラインにオーバーエイジの岩下、中盤右サイドに阿部が入り要所を固める。
東京のスタメン平均年齢20.82。
大阪は22歳とお互いに若い選手がピッチに並ぶなかで、DFラインにオーバーエイジの選手が入りチームを引き締める。
少し肌寒い曇り空のなか、大阪のキックオフで開始した。
【前半】
お互いにボールを保持しながら攻撃を仕掛けたい両チーム。
東京は吉本、大阪は岩下を中心にDFラインを押し上げコンパクトな陣形を組む。
そのなかで、中盤での球際の攻防や出足での部分で大阪が先手を取るが、吉本を中心とする守備陣が自陣にブロックを組みチャンスらしいチャンスを作らせない。
特にこの試合特筆すべきは吉本の存在感。
GKの圍とともにDFラインで大きな声を出し守備陣を統率。集中力を切らさず相手の攻撃を凌ぎ続けると、守備でリズムを掴み、主導権を握る。
相手の裏にロングボールを送り、押し込むと前線から連動したプレスをかけ始める。
また、ボールを失ってからも、攻守の切り替えを早くすることで相手のミスを誘発させボールを奪い返す。
18分、相手陣内で小林を中心に左右に揺さぶりをかける。
最後は小川の大きなサイドチェンジから右サイドを生地と柳が仕掛けるもゴールラインを割りゴールキック。
ゴール前まではいけなかったものの、厚みのある攻撃を仕掛ける。
20分にも右サイド深くまで入った柳のクロスを中央でユインスが競るも、ヘディングはミートせず。
22分、右サイドから柳のクロスをクリアーされると鈴木が拾いにいく。
このボールが自陣側にこぼれると吉本が身体を投げ出したスライディングでボールを拾う。
非常に気持ちの入ったプレーで東京サポーターから拍手が起こる。
中盤での球際での争いやセカンドボールの回収率を高めた東京が中盤での攻防を優位に進める。
お互いにカウンターやセットプレーからゴール前に迫るシーンを作るなかで前半最大のチャンスは44分。
相手PA左サイドすぐ外で林が倒されFKを得る。
このFKを小川が大外にフリーで飛び込んだ吉本に合わせるもヘディングはGK正面。チャンスを逃す。
アディッショナルタイムには鈴木が中盤中央で、PA内のユインスに柔らかい縦パスを入れるとヘディングで生地につなぐもシュートを打ちきれず。
前半はスコアレスで折り返す。
【ハーフタイム】
中村監督
「ゲームの入り方は非常に良かった。
守備では全体をコンパクトに保ち続けること。球際に強く行けているので続けよう。
攻撃では相手の左右両サイドを上手く使い、クロスに対してパワーを使おう。
この試合は必ず勝たないといけない。絶対に勝って帰るぞ。」
【後半】
両チーム選手交代を行わずに開始した後半。
立ち上がりこそ大阪に左サイドをスピードで突破されるなど勢いを受けてしまうが徐々に押し返す。
49分には林、50分にはユインスがシュートを放つと、52分。
岡崎のロングパスを生地が大阪DFラインと競り合うと自ら拾いドリブル。
PA前で右からサポートに入ったユインスに預けシュートを放つもニアポストに弾かれ決定機を逃す。
攻撃のテンポを上げる東京は55分、相手陣内中央をユインスが持ち上がると生地につなぎ最後は右サイドを上がってきた柳がPA外から強烈なミドルを放つも枠を捉えず。
反対に57・60分にはカウンターを受けるも吉本が防ぎ得点を与えない。
攻守に激しい展開が続くなか東京が試合を動かす。
65分、直前に小山に代わり入った内田が左サイドを抜け出す。
小川の縦パスを内田・鈴木・林と細かくパスをつなぎ、内田がスピードに乗ったドリブルで突破する。
相手守備陣との一対一からクロスを入れるとゴールまで混戦となるも最後は内田が押し込み先制。
内田はJリーグ初ゴール。
さらに67分、中盤中央で小林がボールを奪い、林がカウンターを仕掛ける。
林はドリブルで持ち上がり、最後はPA外から相手をはずしコントロールしたシュートを放つもGKの好守に阻まれる。
これで得た右CKを再び林がニアでヘディングで合わせるもGKキャッチ。
球際での攻防でも一歩も引かず両チームともに激しい展開が続くと、大阪はロングボールを左右両サイドに入れ始める。
前線に起点を作り始めると東京DFラインも押し下げられ、自陣での展開に。
それでも吉本を中心とするDFラインは細目にラインを押し上げ対応するが苦しい時間が続く。
84分に佐々木、88分に平岡を投入し流れを変えようとするも、押し込まれ続ける。
吉本を中心に激しいプレスで応戦するがアディッショナルタイムに被弾する。
アディッショナルタイム3分という掲示直後、東京は左サイドでドリブルをした内田がボールを奪われるとショートカウンターを受ける。
ダイレクトスルーパスを通されDFライン背後を突かれると、岡崎がPA内で対応。
相手にかわされ最後は飛び出した圍もかわされ同点。
勢いづいた大阪に終了間際にも決定機を作られるもゴールを割らせず、1-1の同点のまま試合終了。
勝点1を積み上げた。
FC東京U-23への熱いご声援誠にありがとうございました。
引き続き、温かいご声援のほど宜しくお願いいたします。
【中村監督の会見要旨】
「今日もゴール裏やメインスタンドにファン・サポーターの方々が来てくださり、僕たちは感謝の気持ちを持ってゲームに臨みました。
ゲームの方は前節の前半、自分たちのサッカーがほとんどできない状態だったので、今節はガンバ大阪U-23を相手に最初から自分たちが主導権を握れるように、攻守両面のミーティングをして入りました。
立ち上がり少し押し込まれましたが、前半については切り替えの部分や球際の部分。ボールを動かしたり、シュートまで打つ部分など何回か良い形が出せ、お互いに良いゲームができたと思います。
後半は、お互いに得点が欲しかったのでゴール前のシーンが増えていきました。
そのなかで、こちらが最初に得点を奪えたが追加点を奪えず、最終的にはガンバさんの攻撃を耐えることができなかった。
内容としては前節に比べると非常に選手たちは頑張ってくれたが、結果的には残念な結果になってしまいました。
お互いに『U-23』チーム同士の対戦ということでセンターバックにベテランの選手が入り、ユースの選手も入ってました。
同じようなバランスのチーム構成で試合が出来たということが、監督としてというよりは客観的にサッカーを見て『U-23』というチームのあるべき姿が見れたのかなと思いました。
お互いのベテラン選手が球際に激しくいき、プロの厳しさを周りの選手に伝えながら勝利を目指したという部分。そして若い選手がこういった良いグランドとサポーターがいるなかで、試合ができることが良かったと思います。」
【選手コメント】
《内田》
「ベンチから見ていて、自分が出場する可能性のあるポジションを良く見ていました。
攻撃面ではうまくいっていない場面もあったので、自分が出場したら、相手の間でボールを受け前を向き攻撃を活性化できればと思いました。
交代直後、すぐに得点できたのですが、ボールを奪われる回数が多く、失点シーンでも自分がボールを奪われてからの展開だったので、初ゴールは奪えましたが、そういった部分でミスしてしまった。
得点は出来ましたが素直に喜べないです。
次回は、時間帯なども考えながら、自分の特長であるドリブルなどを活かしたいと思います。
(出場時間を重ね手応えは?)自分が欲しいところで要求をしたり、自分のプレーを積極的にやろうという意識は強くなってきたのですが、それをプレーで発揮できるようにレベルを上げていきたいです。
(得点シーンは?)カウンターで前に飛び出し、自分のドリブルからシュートまで持ち込めればよかったのですが、少し時間がかかってしまった。
それでもこぼれ球に反応してゴールを奪えてよかったです。
(次節への意気込みは?)得点をとることも含めて自分のプレーを活かしてチャンスを作っていきたいですし、今節は引き分けてしまったのですが、今度は勝利をもたらせるようにしたいと思います。」
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