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《FC東京U-23・長澤徹監督会見要旨》

「まず、約2,000人の方が見に来ていただいて有り難く思っている。ガンバ大阪Uｰ23のファン・サポーターの方も多く観に来ていただき、選手達は良い環境で試合が出来たと思う。

ゲームは、ガンバ大阪U-23がしっかりと組み立ててくる中で我々は切り替えの部分で違いを生み出そうとした。その切り替えの局面を一試合を通して制することが出来たことと、瞬間的に飛び出していくスペースを見極めることが出来た。それは年間を通じてトップチーム全体でトレーニングを積み上げてきたからであり、U-18の選手にもトップチームのコンセプトを伝えることが出来ていたからだと思う。最後の最後になってしまったが、『判断』の部分が的確になってきたのは非常に良かったと思う。

後半の立ち上がりに失点してしまうことはまだまだ未熟な部分ではあるが、得点を奪って勝つということに重きを置いてここまでやってきたので、失点の後も下を向くことなく前向きにプレーが出来たと思う。

シーズン全体を通してはメンバーが毎試合変わる中でU-18の選手含め若い選手たちは逞しく成長するんだな、と感じている。私も育成年代の監督をやっていたこともあり、若い選手の伸びしろがこんなにあるんだということは、今シーズンU-23の監督を経験しなければわからなかった。今日ビャオ(ナッタウット)が2点取りましたが、彼もここまで相当苦労をしてきた。試合に出られない時期もあったが、シーズン終盤に起用してからは得点を取るようになった。

昨日のJ1リーグでは優勝まであと一歩という形でシーズンを終えてしまったが、『今日はシーズン最後のゲームではなく、君たちにとってはスタートのゲームである』と選手たちに話をしてゲームに入った。彼らにとっては来シーズンに向けて良いスタートになったと思うし、インスやビャオのように他のチームでプレーをする選手にとっても良いスタートが切れたと思う。

ただ、このチームとして勝った負けたでなくて、J1リーグの勝利に繋がるかどうか、個としてどうかということが全てだと思っているので、これからももっともっと強い個を輩出できるように日々やっていかなければ、と思っている。」