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2023.4.09[アカデミー]

【U-15むさし】フランス遠征5・6日目(本大会予選~順位決定リーグ第1戦)

<フランス遠征5日目>
4月7日(金)は、午前にはサンスの街並みを観光しました。
ガイドの方に案内してもらいながら、数百年前に建てられたという歴史的な建造物や、教会など現地の宗教や文化に触れて貴重な経験ができました。


そして、午後は本大会が開幕します。
予選の第1戦目はトップチームがフランスのリーグ・アンに所属しているトゥールーズFCとの対戦でした。地元の人や他国の参加チームも試合を観に来ており、素晴らしい雰囲気の中で開幕戦が行われました。


前半の立ち上がりは、相手の身体能力の高さとコンパクトで強度の高い守備に、思うようにプレーできない時間帯もありました。
ですが、次第に1対1の局面で競り勝ったり突破するシーンや、カウンターでゴール前に迫るシーンが増えてきますが、なかなかゴールを割ることができず0-0で前半終了。
後半は前半よりもゴール前のエリアに侵入していくシーンが増えていきます。ファールを受け、FKからのこぼれをシュートするなどチャンスを作り出すも得点できないまま試合が進みますます。その中で後半8分、相手ゴール前でのチャンスをものにできず被カウンターの流れからサイドを突破され中でクロスを合わされて失点。
そのまま0-1で試合終了。
予選の第1戦は黒星スタートとなってしまいました。
試合終了後、選手たちの目からは悔し涙も見られました。世界のチームと戦うことで個々が感じたことを大会2日目の予選第2戦と第3戦に活かし、まずは上位リーグを目指します。


<フランス遠征6日目>
4月8日(土)はグループ予選の第2戦、第3戦に臨みました。

第2戦は現地時間の9:00にフランスのOGCニースとの試合でした。
前半13分、相手のクロスを弾くもそのこぼれをバイシクルシュートで決められ先制を許します。
海外選手の能力の高さを見せつけられました。
後半10分、相手陣地右サイド側でもらったFKの流れから中島璃久が押し込み同点に。
その後も一進一退の攻防を繰り返しますが、アディショナルタイムに自陣でのパスをカットされ、そのまま背後に抜け出されて失点。第2戦を1-2で落としてしまいました。


既に2敗している状況ではありましたが、ワイルドカードのルールにより、3位でも上位リーグに上がれる可能性が残されていることを踏まえ、現地時間13:20キックオフで第3戦のスタッド ブレスト29との試合に臨みました。


上位リーグに進出するためには勝利が絶対条件のためか硬さが出てしまい、前半は思うような試合運びができませんでした。
前半9分、自陣低い位置でのビルドアップのミスから失点。この試合も先制を許し0-1で前半を折り返します。
後半5分、相手のロングボールに対して連携のミスから背後に抜け出され、追加点を許してしまいます。
しかし、今回の遠征は怪我のためプレーできていないオノノジュ類主選手や北原槙選手、佐野隼太郎選手を中心に声掛けをし続けチームの雰囲気を盛り返してくれました。
後半7分、城秀人選手が味方が放ったシュートのこぼれに詰めて反撃の狼煙を上げると、続く後半14分、サイドチェンジの展開から左サイドを崩し、再び城秀人が詰めて2-2の同点。
その後何度もゴールに迫るものの、なかなか得点できずに2-2の引き分けで試合終了。
予選グループは1分2敗で3位となりましたが、他グループの3位との比較で残念ながら上位リーグに進出することができませんでした。

そして、当日の18:50キックオフで順位決定リーグの第1戦があることが発覚。休む暇もないまま、バタバタと3試合目に向けた準備をします。


順位決定リーグの第1戦はAJオセールとの対戦。ここまで交代することが多かった選手を中心に臨みました。
ここまで、1点差で負けてしまう試合が続いていた中で自然と選手たちから「絶対に勝ちたい」という気持ちがプレーにも雰囲気にも表れ、選手たちが見せた気迫、勝気、一体感はこの遠征で一番のものでした。
その中で後半アディショナルタイム、背後に抜け出した城秀人選手が相手に倒されゴール前のFKを獲得。そのFKで松本尚士選手が放ったシュートは一度相手GKに弾かれるも、城秀人選手がそのこぼれに詰めてゴール。その直後に試合終了というとても劇的な展開で勝利することができました。
フランス遠征での試合も残すところ2日間となりました。
海外チームとの試合を通して、プレーを観て感じたことを残り2日間しっかりと表現できるように頑張ります。