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2024.3.28[アカデミー]

【U-15深川】フランス遠征4日目

ー4日目ー
昨日の試合の疲れを見せずに、元気よく朝食を食べまていました!ですが、見た目に反して毎朝の体重チェックでは全員体重が減っており、各自で食事や水分量をコントロールし、コンディションを調整することが求められています。

朝食の後はミーティングを実施。
宿舎はパリサンジェルマンの旧選手寮ということもあり、ミーティングルームやサロンといったスペースも充実しています!

宿舎の方たちもとても暖かく、会うたびに笑顔で挨拶してくれたり、おもてなしをしてくれて、明日離れるのが寂しく感じるほど、良くしていただきました!
ミーティングでは映像を見ながら昨日の試合の振り返りを行い、「守備の準備」「相手の特徴を考えてプレーをする」といった課題があげられました。



隣の選手と繋がってプレーすること、パスをスペースに出すのか足元に出すのかを相手を見て判断する、常にゴールを目指すことを再度確認して午後の試合に向けて準備しました!

ミーティング後にクレールフォンテーヌ国立サッカー養成所へと移動しました。
この施設はフランスサッカー協会の施設で、数多くのピッチに加えて、レストランや宿舎、トレーニングルーム、メディカルルームなどあらゆる設備が揃っていました!



敷地内のレストランで昼食をとり、試合の時間までは敷地内を案内してもらい、フランス代表だけが使用できる建物の中も見学させていただきました!


クレールフォンテーヌは日本で言うところのJFAアカデミーのような位置付けであり、各学年約3500人の中から選抜された23人で編成されたエリート集団です。現在、パリ サンジェルマンFCで活躍するエムバペ選手や、リバプールFCのイブラヒマ コナテ選手など、数多くのフランス代表選手を輩出しています!

そんな未来のフランス代表候補の選手たちがたくさんいるクレールフォンテーヌU14と35分ハーフの練習試合を行いました。


【前半】
序盤は、ミーティングで話した守備の準備を特に意識できていて、ディフェンス陣を中心に集中してプレーをみせていました。
しかし、相手の技術レベルも高く、一度プレッシャーを剥がされてしまうと、簡単にゴール前まで運ばれるシーンが多くみられました。
そして、ゴール前でフリーキックを与えてしまうと、そのフリーキックのこぼれ球を詰められて失点。先制を許してしまいます。
そこから選手たちが守備を修正し、少しずつテンポをつくれるようになったことで、昨日よりも自信を持ってボールを持てる場面も増え、ゴールを意識した攻撃も増えてきました。

その中で、DFからFWに縦パスが入ると、そのままドリブルで持ち上がり、ゴール前で待っていた圓谷優波がパスを受けてシュートを放ちゴール。
常にゴールを目指す姿勢が現れた、良い形でのゴールとなりました。
その後も相手ゴール前まで迫る場面が増え、流れで得たコーナーキックのチャンスを、松下晴城がヘディングで叩き込みゴール。勢いのまま2点目を決め逆転します。
さらにその後も、右サイドから崩し中へパスを送ると、左サイドで待っていた矢内輝空が冷静に流し込みゴール。3点目をとり、相手を突き放します。
守備陣もGK、CBを中心に最後まで集中を切らさず守り切り、良い形で前半を終えました。


【後半】
序盤は、前半の良い流れのまま試合に入ることができ、前線からのプレスでボールを奪いに行き、そのままショートカウンターでゴール前まで運ぶシーンや、シュートまで持ち込めるシーンが何本かありました。
しかし、相手GKの好セーブにも阻まれ得点には繋がらず、チャンスを活かしきれない時間が続きます。すると、次第に相手にペースを握られてしまいます。
その中で、相手に縦パス一本で裏を取られてしまい、DFが追いつけないまま、ゴールに流し込まれて失点。一点差に迫れるとその直後にも、勢いに乗った相手の猛プレスにあい、ビルドアップのミスを狙われ、ボールを奪われてしまいゴール前まで運ばれシュートを打たれて失点。一気に同点へと持ち込まれてしまいます。

後半の2失点はともに、昨日でた課題と同じ流れで失点してしまいました。
ラスト5分はオープンな展開となり、ラストワンプレーでチャンスを作りシュートを放つもポストに嫌われ、こぼれ球につめてシュートを打つもバーに阻まれてしまい、そのまま試合終了となります。


【試合結果】
3-3
[前半]
3-1(得点者:圓谷優波、松下晴城、矢内輝空)
[後半]
0-2


少しずつ体も動くようになり、良いプレーが増えてきている一方で、守備の準備や攻撃の精度、勝負強さといった部分で課題を残しています。
明日は国際大会が行われる会場へと移動して、そこで練習試合を行えるので、課題を修正し勝利して、良い形で大会を迎えられるようにしっかりと準備していきます!

また、試合後にはクレールフォンテーヌの選手たちと写真撮影の流れから交流がはじまり、すぐに仲良くなっていました!


徐々に海外の文化にも慣れてきて、いろんな人にフランス語で挨拶したり、交流できるようになっています!


ピッチ外ではとても仲が良く、元気な選手たちなので、大会ではピッチ内でそのエネルギーを活かし、躍動してくれることを期待したいです!