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2016.3.31[アカデミー]

【U-15】中国・広州遠征7日目

今日は恒大杯準決勝。
昨日の杭州緑城での試合を機に、「FC東京のプライド」を胸に強く持った選手たち。
多少の緊張感は感じられたものの、気持ち的には「おれたちはFC東京なんだ」という自負と責任を感じさせる顔つきになってきた。


ピッチは前日と同じ場所。決していいピッチコンディションとは言えない。
ボールもまともに転がらず、朝の試合となれば朝露で水けを帯びたピッチは
ところどころ踏ん張れば滑ってしまうような状態。
しかし選手たちも大会5日目ともなれば一切気にせず、試合に集中して向かった。

士気を高める! いよいよ準決勝

試合は前半、ボールをしっかりと保持しながら攻め込む東京。
ピッチコンディションを感じさせない試合運びからシドニーゴールに襲い掛かる。
20分、左サイドでボールを受けた谷地田が得意のドリブルでサイドを駆け上がると、中に入っていた宮田に鋭いクロスを入れる。
これを宮田がしっかりとボレーで合わせ先制点を奪う。
これで波に乗った東京は、横田、白鳥、木村を中心にボールをつなぎ、ゲームを完全に支配し始める。
36分には中盤でボールを受けた横田がドリブルで相手の中央に切り込むと、DF背後に走り出していた宮田にスルーパス。
これをまたも宮田がきっちりと決めて追加点を奪う。
前半終了間際には佳史扶が得意のドリブルで相手DFを3人躱した所でPKを獲得し3点目を奪った。

球際での攻防

後半は、戸坂、白石を投入しさらに攻撃にアクセントをつける東京。
すると41分。戸坂がドリブルで相手の中央をドリブルで切り裂くと、走りこんでいた白石にパス!!これを白石がゴール前まで運びシュート!!4点目を奪う。
途中交代で入った選手も自分たちを「見せつける」かのような気迫でゲームで躍動する。
その後もゲームの主導権を握り続ける東京は再三にわたってシドニーゴールに迫る。
67分には鹿子島が奪ったボールを中盤で顔を出した横田につなぐと、サイドを小林が駆け上がると、それでできたスペースに白石が顔を出す。
そこに横田からパスが通ると、DFラインを突破した白石にGKが寄せるもこれを中にいた宮田に冷静にループパス。宮田が叩き込んでハットトリックを達成。
チームの多くの選手が絡んでのゴールとなった。
試合は6-0で終了。日に日にたくましさが増す選手たちに決勝を期待したい。
 

決勝の相手は大会主催側の広州恒大。相手のホームの環境の中様々なゲーム展開が予想されるが、明日のオフを有効に活用し入念に準備を整えたい。