9/3 横浜戦 MATCH REVIEW & INTERVIEW

INTERVIEW2022.9.03

9/3 横浜戦 MATCH REVIEW & INTERVIEW

<マッチレビュー>
前節、約3週間ぶりに戦った公式戦で、上位を争っている柏レイソルに6-3で勝利した東京。今節は、首位を争っている横浜F・マリノスを味の素スタジアムに迎えて、約1か月ぶりのホームゲームを戦った。

東京は、前節からスタメンを2名変更。前節、スタメン出場して今シーズン2点目を決めた松木玖生選手がサブからのスタートとなり、スタメンは安部柊斗選手が塚川孝輝選手と並ぶ形。左サイドバックには、中村帆高選手が負傷からの復帰後初スタメンとなった。

1st HALF-一瞬の隙を突かれて2点を先行される
試合は序盤からお互いにボールを保持して速いテンポでボールを動かしながら、ゴール前にボールを運ぶ場面が続く。

東京は前半9分に左サイドから素早く右サイドのスペースに走り込んだ紺野和也選手を使い相手ゴールに向かう。紺野選手がカットインして鋭く曲がりながら落ちるシュートを放ったが、ゴールキーパーが伸ばした手の先を越えたボールは惜しくもクロスバーに直撃した。

前半12分には相手のカウンターに対して長友佑都選手が仲川選手を倒したと判定されて、ペナルティエリア際の位置でフリーキックを与える。相手の狙いすましたシュートは、ゴールのわずか上に逸れた。

横浜がボールを保持する時間が増えつつあった前半31分には、ボール奪取から素早い攻守の切り替えでゴールに迫る。相手のペナルティエリア内まで安部柊斗選手がボールを持ちこむと、入れ替わるように紺野選手に預ける。紺野選手はマーカーの選手との1対1で相手を揺さぶり、股下を抜くシュートを放ったが、相手ゴールキーパーにセーブされた。

その後、横浜がボールを保持する展開が続く中、前半40分に左サイドからのコーナーキックをニアで後方にすらされると、ゴール前で岩田選手に詰められて先制を許した。

すぐに反撃に出た東京は、前半44分に紺野選手が右サイドから逆サイドに向けてクロスボールを入れると、相手の背後に飛び込んできた渡邊凌磨選手がワンタッチで合わせたが、ミートできずにゴール上へと逸れた。

逆に前半45分、右サイドを突破されてゴール前のゴールキーパーとディフェンダーの間にクロスボールを入れられると、クリアし切れずに仲川選手に押し込まれてビハインドを広げられる。

前がかりになって攻めるがゆえに背後にスペースができ、横浜のカウンターを受けるシーンが出てくると、前半終了直前にペナルティエリアの外からループ気味のシュートを打たれる。ボールは枠内に飛んだが、ヤクブ スウォビィク選手がバックステップを踏みながらボールに飛びついて、指先で軌道を変えてゴールからかき出した。

2nd HALF-セットプレーからの2得点で貴重な勝点1を掴み取る
反撃に出たい東京は後半8分にチャンスを得る。ペナルティエリア左角の位置でフリーキックを得ると、後半から中村選手に代わって出場したバングーナガンデ佳史扶選手がゴール前に鋭いクロスボールを入れる。相手のクリアがペナルティエリア内の右寄りのエリアに落ちたところを塚川選手が拾い、左足を振り抜くと、グラウンダーのシュートがゴール右隅に決まり1点を返した。


反撃ムードを強めたい東京は、直後に一気に交代カードを切る。安部選手に代えて松木選手を、紺野選手に代えてアダイウトン選手を、ディエゴ オリヴェイラ選手に代えてルイス フェリッピ選手を投入した。

この交代が流れを引き寄せた。

後半18分、右サイドからのコーナーキックを得ると、松木選手が入れたボールをファーサイドで塚川選手が頭で合わせる。密集を抜けたボールはゴール右隅へと流れ込み、東京が同点に追いついた。


攻勢を強める東京は後半30分、左サイドから斜め前方にボールを入れながらバイタルエリアまで侵入。最後はペナルティエリアすぐ外でフェリッピ選手がパスを受けると、狙いすましたシュートを放つが、わずかにゴール右へと逸れた。後半37分にはペナルティエリアすぐ外の位置からアダイウトン選手が豪快なボレーシュートを狙ったが、鋭いシュートはゴールすぐ上へ。

後半39分には渡邊選手のスルーパスにアダイウトン選手が反応。ペナルティエリア内に抜け出してゴールキーパーとの1対1を迎えるが、シュートはゴールキーパーにストップされた。後方からのビルドアップで相手のギャップを突いていく東京が主導権を握りかけるが、攻め切れずにボールを失うと横浜のカウンターを受ける。試合終盤は、お互いにゴール前までボールを運ぶオープンな展開となった。

後半45+5分には、ゴール前にクロスボールを入れられると、アンデルソン ロペス選手に合わされるが、クロスバーに直撃をしてことなきを得た。

どちらが決勝点をとってもおかしくない展開のなか、攻撃姿勢を貫いた試合はドローで終わった。

MATCH DETAILS
<FC東京>
STARTING Ⅺ
GKヤクブ スウォビィク
DF長友佑都/木本恭生/森重真人/中村帆高(後半0分:バングーナガンデ佳史扶)
MF安部柊斗(後半12分:松木玖生)/東慶悟/塚川孝輝(後半28分:木村誠二)
FW渡邊凌磨/ディエゴ オリヴェイラ(後半12分:ルイス フェリッピ)/紺野和也(後半12分:アダイウトン)

SUBS
GK波多野豪
FW山下敬大

GOAL
後半8分:塚川/後半18分:塚川

<横浜F・マリノス>
STARTING Ⅺ
GK高丘陽平
DF小池龍太/岩田智輝/エドゥアルド/永戸勝也
MF喜田拓也/藤田譲瑠チマ(後半40分:渡辺皓太)/西村拓真
FW仲川輝人(後半16分:マルコス ジュニオール)/レオ セアラ(後半24分:アンデルソン ロペス)/エウベル(後半24分:水沼宏太)

SUBS
GKオビ パウエル オビンナ
DF松原健/畠中槙之輔

GOAL
前半40分:岩田/後半45分:仲川


[アルベル監督インタビュー]

Q、試合を振り返ってください。
A、当然、今この瞬間において、我々より上位にいるチームとの対戦ですから、難しい試合になることは予想していました。スタートから数分間はナーバスな形でプレーしていましたが、その後は自分たちがしっかりと試合を支配する展開が続いたかと思いますが、PKかどうかの判定で試合が止まってしまう時間が長かったため、流れが止まってしまいました。その後にマリノスの質の高いハイプレスに苦しめられて、なかなか止められない時間帯が続きました。
まだ我々は、しっかりと連動してボールとともに前進するところに課題を抱えています。当然シーズンスタートの数試合は、大きなリスクをおかしたくないがゆえに、適切な距離を保たずに長いボールをシンプルに入れて前進することを容認していましたが、今は良い距離感でボールとともにチーム全体が前進することを期待しています。前半はそれがなかなかできない展開でした。
最初の失点は我々にとって大きな痛手でした。さらに2失点目を喫して、0-2になったことはとても難しいシチュエーションでした。特に昨シーズン、大量に失点して敗退した相手ですから、難しい展開だったと思います。しかも、昨シーズンにその試合を経験した多くの選手が残っていますし、今日のピッチに立っていました。その経験があったにもかかわらず、選手たちは成長した姿を表現してくれました。
サッカー面の成長は、日々進んでいると思います。そしてサッカー面だけでなく、メンタルの面の部分でも、勝者として強くなった姿を今日は見せられたと思います。後半の最初の30分は我々がしっかりと支配している時間帯でした。2-2になった後に逆転できる決定的なチャンスがありました。その後、試合終盤の10~15分は我々が苦しんだ時間になりました。首位を争っているマリノスとの対戦です。そういう意味でも、試合終盤に苦しい時間帯があることは、当然起こり得ることです。引き分けに終わりましたが、試合が終わった時点でピッチに立っていた多くの選手が若手でした。佳史扶、(木村)誠二、(松木)玖生といった若手選手とともにこのような試合ができたことは、チームにとってプラスでした。選手たちにも伝えたことですが、勝てなかったことには満足していません。良いプレーとともに勝利できた時には心から喜びます。そして今日は、時間帯によって良いプレーができていました。ただし、引き分けに終わりました。その意味では、完全に満足できる試合ではありませんでした。

Q、最後の15分ですが、塚川選手に代えて木村選手を投入しましたが、そこで3バックにしたように見えました。あそこから押し込まれたように見えましたが、どのように感じますか。
A、あの交代は、(塚川)孝輝が交代せざるを得ない状況でした。もうひとつのポイントとして、素晴らしい選手が揃っているマリノスとの試合だったということです。アウェイでの対戦を思い出してほしいと思います。同じようなメンバーで戦っても、なかなか良い形で対応はできていませんでした。試合終盤にマリノスのサイド攻撃に苦しむであろうことは十分に予想し、警戒していました。相手の武器であるクロスに対応するための修正でしたし、前線にアダイウトンとルイス(フェリッピ)を残すことによって、そこからのチャンスというのも狙っていました。実際に決定的なチャンスが生まれていました。常にボールを保持したいというのは理想的な形です。しかし、チームはまだそれができるまでに成長できているわけではありません。私は常にリアリスタ(現実主義者)であるべきだと思っています。現実を見なければいけません。

Q、後半の最初の30分は東京の時間帯でしたが、選手交代とともにプレーが活性化していました。どのような効果がありましたか。
A、後半、特に3枚同時に交代したことで、期待した展開が起きました。ただし、マリノスさんも交代するごとに修正し、よりよりプレーをするようになっていました。後半最初の30分間、良い時間が続きましたが、その間にインテンシティの高いプレーを継続したことで疲弊した部分もありました。シャビやイニエスタを起用してボールを失わない展開をしたいわけですが、私の元には彼らはいません。我々の交代も機能しましたが、一方でマリノスも効果的なカードを切ってくるので、それに対応しなければいけません。(塚川)孝輝が交代せざるを得ない状況の中、マリノスの交代カードの効果も踏まえてうまく適応しなければいけない後半終盤の展開でした。4バックでボールを保持し続けながら、よりよい守備をする、ボールとともに守備をすることが理想的な形です。理想的にボールを保持できない展開も起こりえます。今日も終盤はそういう展開でした。苦しむであろうゴール前をしっかりと守り切るために、修正を加えることも私がやるべき采配でした。この夏、我々の強化部は素晴らしい補強をしてくれました。そのうちの一人が、今日は2得点してくれました。彼らの加入によってチームは成長を遂げています。


[選手インタビュー]
<塚川孝輝選手>

Q、引き分けという結果を振り返っていかがですか。
A、1失点目も悔しい形で納得できなかったんですが、2点目を絶対にとられてはいけないと思っている中での失点だったので、正直、すごく痛かったです。ただ、後半にみんなで反撃に出ようという気持ちになって、やはり勇気が大事だと思いました。みんなのボールを受ける勇気とか、攻める勇気とか、そういうものが少しずつ出てきたものがありました。みんながボールを受けるようになってゴールに向かう回数が増えたので、セットプレーの機会が増えて、結果的に僕が決めただけで、チーム全体で決めた2ゴールだと思います。

Q、1点目を振り返ってください。
A、思い切り振り切って、ゴール前には人がたくさんいると思っていたんですが、打てば何か起きると思って、いいところにボールがいきました。

Q、2点目の場面はいかがでしたか。
A、玖生が良いボールを入れてくれたことが大きいです。ファーサイドが少し低いというのはチームでも共有していたので、僕があそこに飛び込めばいけると思っていて、良いボールがきました。玖生“さん”に感謝したいです(笑)。さっき、「ナイスボール」と伝えました。

Q、すごく打点が高かったですね。
A、1年半しゃがんでいたので、その分も高いジャンプができました(笑)。交代の時は少し走るだけもつってしまって戻らなかったので、ピッチに残ってもチームに迷惑をかけると思って代わりました。

Q、1点目はJ1リーグでの初ゴールだったと思います。2点目のほうが喜んでいるように見えました。
A、負けていたので、そんなに喜んでいる余裕がなかったので、その次のゴールで少しカッコつけました(笑)。2点目は同点ゴールということで、チームメイトも喜んでくれたので、率直にうれしかったです。

Q、波多野選手とゴールパフォーマンスをしていましたね。
A、(波多野)豪とはいつもふざけていて、ノリでできたパフォーマンスだったんですが、めちゃくちゃダサイのでやりたくなかったんです(笑)。ただ、豪がやってきたので少しだけやりました(笑)。

Q、1年半しゃがんでいたという話でした。
A、色々な方にも聞かれるのですが、僕のサッカー人生を変えてくれた1年半でした。その1年半にはたくさんの想いが詰まっています。その期間がなければ今の僕はいませんし、ここにも立っていないと思います。正直、今日の試合も、チームは違いますけど少しは恩返しできたかなと思います。

Q、自分の良さを発揮できていますか。
A、ゴールをとれるところでもありますし、思い切りの良さでもあるので、ここでもっと構築できるようにやっていきたいと思います。

Q、チームとしての課題はどう感じていますか。
A、前半は相手のプレッシャーに対して、前が見えていなかったかなと思います。みんな顔は出しているんですが、相手の圧に負けてバックパスが多くなって、マリノスもそれがスイッチになってプレスが速くなりました。それが前にいけなかった原因かなと思います。ただ、距離感が悪かったとは思っていません。センターバックとの距離が少し遠いところはありましたが、サイドバックに入ったところでうまくワンタッチであてて入っていけた場面があったので、そこは課題かなと思います。後半は相手も比較的プレスが落ちた感じがあってスペースができてきて、その間をうまく使えました。

Q、ゴールを決めた率直な気持ちはどうですか。
A、ゴールというのはやっぱりファン・サポーターも一番喜んでくれますし、サッカー選手としての一番の醍醐味でもあるので、早くとりたいと思っていたので、ゴールをとれて良かったです。


<東慶悟選手>

Q、引き分けとなりましたが振り返ってください。
A、ホームゲームなので勝ちたかったですが、非常にポジティブな内容もあったと思うので、続けていきたいです。

Q、前半と後半で大きな違いはありましたか。
A、前半は相手もフレッシュなので、そのなかでビルドアップできるときもありましたが、失う回数も多くありました。自分たちがやることにフォーカスして今日は試合ができたと思います。
後半多少オープンな展開になったところで東京の展開になりましたが、こうしたことを積み上げていかなければいけないと思いますし、引き分けに満足することなく、こういう試合を勝てるようなチームになっていきたいです。

Q、柏戦から続いて踏ん張るというか、粘り強さを東選手から感じます。
A、攻撃も守備も重要なポジションなので、守備に関してはもっともっと失点を減らしていきたいですし、攻撃は得点も増えてきていますが、表裏一体のところもありますし、今日も1失点に抑えておければと思う部分もあるので、細部にこだわってやっていきたいです。

Q、ポジティブに感じている部分を具体的に教えてもらえますか。
A、前半戦に日産スタジアムでの試合よりもボールをつないで前進するというところはできていると思うのでそこはポジティブにとらえています。これを続けていくところとこれを勝ちにつなげていくというところをチャレンジしていきたいです。

Q、ポジティブな部分と勝てなかった悔しさはどちらが大きいですか。
A、個人的には、昨シーズンのアウェイで0-8で敗れたこともあり、この試合に強い気持ちで臨みました。それが勝ちにつながらなかったので残念ですが、次につながる引き分けではあったと思います。

Q、連続出場が続いていますが疲労はいかがですか。
A、前半戦出場する機会が少なかったですし、今日も多くのファン・サポーターが応援してくれて、クラブも盛り上げてくれて、力を出さないといけないと思いますし、プロとして試合に出られる喜びを毎試合噛み締めて、責任をもってプレーしたいと思います。
きついときもありますが、準備やケアを年々大事だと実感していますし、先輩である森重選手や長友選手はそうしたことに取り組んで、あの年齢まで第一線でプレーできているということから学ぶこともあります。


<木本恭生選手>

Q、前半2失点したなかで後半どんな修正をしましたか。
A、まずは戦術もそうなのですが、ホームゲームでしたし、自分たちは点を取って同点、逆転しないといけないと思っていました。今までだと、どんどん失点を重ねて負けてしまう展開になりえたかもしれないですが、そういうのは終わりにしようとみんなで強い気持ち持ってとにかく点を取って同点に追いついて逆転しようと話していました。

Q、そのなかで2得点奪い追いつきました。
A、2得点ともセットプレーですが、そこも武器にできれば良いと思います。流れのなかからもチャンスは作れていたので、逆転する機会がありましたし、チームも少しずつ成長してきていると思います。

Q、チームとしてできたことできなかったことは何ですか。
A、攻撃では前半、ボールを大事にしたいなかで後ろからうまくいかずに、効果的なボール回しができなかったことと、前節3失点で今回も2失点してしまっているので、負けてはないですが、ディフェンスの選手としては修正して失点をなくさないといけないと思います。
できた部分では、同点に追いつけたことは何より自信になりますし、上位のチームに気持ちの部分でも前向きにいけたことは良かったと思います。

Q、次の試合に向けてどんな準備をしたいですか。
A、今までやってきたことを継続することだと思います。やるべきことを変える必要はないと思うので、それを続けながら、結果を出して順位もどんどんあげていかないといけないですし、残りの試合、自分たちのめざす道を統一してやっていきたいです。


<松木玖生選手>

Q、アシストのCKは、何を意識して蹴りましたか。
A、前半観ていて、ファーサイドが結構空いていました。ファーサイドでキーパーが出られない位置に蹴ることができたら入るのではないかと思い、最初の1本目で森重選手に合わし、2本目もファーサイドを狙いました。それが得点に繋がったので良かったと思います。

Q、塚川選手が「玖生さんのおかげです」と言っていました。
A、間違いないです(笑)

Q、前半試合を見ながら意識していたことは何でしょうか。
A,交代選手は流れを変えるためにいると思います。前半からどういうプレーをすれば流れを変えられるかを考えながら見ていました。

Q、今日のような試合で勝ち切るには何が必要になると思いますか?
A,最後は個の部分が重要になってくると思います。先発で出場していた選手たちもタフに90分間戦ってくれていたので、そこは継続させつつ、最後の決めきるという部分は、練習から意識を高めていきたいです。

Q、シーズン前半に対戦した時と比べて、感じたことはありますか。
A,(今日の試合は)前半はボールを持てていましたが、なかなか前進することができなくて、自陣でボールを失うことが多かったと思います。ただ、前半戦で戦った時よりも確実にポゼッションができていたと思いますが、そのやれている部分でゴールを決めたかったです。


<木村誠二選手>

Q、途中出場となりましたが、どのような指示を監督からうけましたか。
A、明確な指示はありませんでしたが、自分は守備の選手ですし、5バックにしてこれ以上失点をしたくないという意図だとわかるので、失点だけはしないように心がけ試合にはいりました。相手は上手い選手が多いのでボールに飛びこむと簡単にはがされると思ったのでしっかり我慢して、最後シュートの所に足を出していくように心がけました。
今日はベンチにいるときからどんな状況で出場しても、出た瞬間から気合をいれてしっかり集中して入ることだけをイメージして準備していました。それがプレーに出たと思います。

Q、堂々としたプレーが目につきました。これまでの出場経験が影響していますか。
A、J2での出場時間がすごく多いわけではないですが、試合に出たときの心がまえなどが学べたと思います。

Q、 足元のプレーも絶対失わないような自身が見うけられました。
A、そんなことはないと思います。2本ぐらい失って、サイドを割って難を逃れたシーンもありましたし、インターセプトをされたシーンもありました。そこがなければ良かったのですが、普段の練習からそこは意識して取り組んでいるので、イージーミスは無くしていかないと感じています。

Q、個人としての守備力は今日のマリノス相手で発揮できましたか。
A、自分は身体能力を売りにしているので、マリノスは速くて強い選手がいることはわかっていましたが、走るところでは負けてはいけないところですし、そこに対する準備はしていました。そこの部分はしっかり発揮できていたと思います。

Q、味スタのピッチは初めてだと思いますが、意識していましたか。
A、いえ、そこは全く意識していませんでした。今日はスタンドにお客さんも多く入っていましたし、試合開始前の演出もすごかったです。このような大きなスタジアムでプレーすることは今までありませんでしたし、圧倒されましたが、味スタでプレーすることってこういうことだよな、と感じました。

Q、復帰されてから全試合でベンチに入っています。監督からの信頼感を得られているように思います。
A、ここまで、クローザーとしての役割を果たせているのでそこを監督から認めてもらっているのかなと思います。結果がついてきているからこそ、試合出場に繋がっていると思うので、その部分は信頼を得られているのかなと思います。ただ、足元の技術や立ち位置とか、予測とかの部分は先発の2人に比べて課題も多いと感じているので、そこの部分は磨いていければと思います。