沖縄キャンプは終盤に突入し、残すところあと4日。昨日は今シーズン初のJリーグチームとの実戦を行い、相手のホームグランドから様々な収穫と課題を持って国頭へと戻ってきました。
試合で高い強度を求めた翌日ということもあって、今日の午前中はストレッチ中心に身体のリカバリーに努めました。



ゴールキーパー陣は藤原コーチのもと、ボクシンググローブをはめてスパーリングをスタート。細かくステップを踏ませることで、足腰に負荷をかけます。、ユニークなメニューに見えて取り組む選手たちはかなりキツそうな様子でした。
その中でも、スウォビィク選手は「ロッキー・バルボア」と有名なボクシング映画の主人公になりきり、このメニューも楽しみながら取り組んでいました。

土曜日ということもあって、今日は朝から多くのファン・サポーターの方にお越しいただきました。リカバリーメニューで短い時間で終わってしまったこともあり、アルベル監督は通常は非公開にする午後の練習を公開に変更。午後も多くの方がいらっしゃり、熱のこもったチームを見ていただくことができました。
午後のメインメニューは、ビルドアップからフィニッシュに持ち込む形の確認。ひたすら反復する中で、パスワークがどんどんスピードアップし、フィニッシュに持ち込む形も限定せずに選手たちの判断で筋道を変えながら取り組んでいました。
疲れもピークに達する頃ですが、トレーニング中の雰囲気は最高です。ただ盛り上げるだけの声ではなく、お互いに指示を出し合い、お互いにポジションを確認し合い、全員がひとつの方向に進むコーチングの声が飛び交い、短い時間ではありましたが非常に密度の濃い練習を積むことができました。










明日も午後の練習を公開することが決まりました。日曜日ということもあり、多くの方に東京の選手たちのプレシーズンの取り組みを見ていただきたいと思います。
キャンプ13日目は、塚川孝輝選手にインタビューを行いました。
Q、沖縄キャンプは13日目になりましたが、ご自身のコンディションはいかがですか。
A、もっとコンディションを上げていかないといけないですし、チーム内の競争も激しいので、負けていられない気持ちが強くあります。それぞれの選手の良いところを見ながら、自分がもっとその選手たちを活かしていけるようにプレーをできればと思います。
Q、昨シーズン途中から加入して、アルベル監督のサッカーも理解していると思いますが、今シーズンはどんな要求をされていますか。
A、やはりチームとして得点をより多く取りたいということがあるので、インサイドハーフのポジションから点を取ることが大事ですし、それがチームの勝利にグッと近づけられると思うので、今まで以上にゴール前に入っていく動きやシュートを打つところにこだわってプレーしていければ良いと思いますし、そういうところをより求められていると思います。
Q、主にインサイドハーフで出場することが多いですが、ポジションのこだわりはありますか。
A、元々自分の良さは色々なポジションをできることなので、どこで出場しても自分の良さやチームに求められているプレーを出すことが必要ですし、昨日の試合でもポジションが変わってプレーすることもありましたが、チームの距離感やどうすればうまく行くかを考えながらプレーしていたことが多かったです。もっと考えながら、それをチーム全体で共有していかないと上手く回っていかないと思いますし、自分の役割でもあると思います。
Q、どんな特徴をアピールしていきたいですか。
A、塚川が試合に出ていたら、チームがスムーズにボールが動くなと思ってもらいたいですし、誰と出ても塚川が隣にいたらプレーしやすいと思ってもらえるように、自分の良さを出すことも大事です。ただ、僕は自分で何かできる選手ではないので、上手く周りに使ってもらいながら活きる選手ですし、そこは上手くやっていきたいです。
Q、チーム全体のボールポゼッションが今回のキャンプでは、序盤からスムーズにできているように思いました。
A、昨シーズン積み上げてきたものができるようになった今、次に進むためには自分たちで考えながらプレーしなければいけないことが多くなったと思います。今までは、言われたことを表現し、プレーすれば良かった部分が、次のフェーズに進むにつれて一人ひとりの色々な判断が必要になり、見えるものが違っているので、みんなでコミュニケーションをとりながらすり合わせる必要がありますし、自分たちの考えを共有していかなければいけない。。そういうところを突き詰めていければと思います。
Q、ミーティングのなかでは選手たちに対してどんな話をされていますか。
A、今は昨シーズンのベースに、新加入選手もいるのでもう一回チームで合わせていこうという部分と、さらにクオリティを上げていこうと言われています。あとは点をより多く取るためには、ゴール前での形が重要になるのでそこをチャレンジしているところです。
Q、このキャンプを通して達成したい目標を教えてください。
A、僕がフォーカスしているのは開幕スタメンなので、短期目標はそこに置いています。しっかりチームの争いに勝てるように練習試合も続きますし、キャンプを通してやっていきたいです。
Q、今シーズンはどんな年にしていきたいですか。
A、チームとしてめざしているリーグタイトルはもちろんですし、ルヴァンカップも獲りたいと思っています。それを穫れるだけの選手が揃っていると思うので、そのチームの中心選手になれるようにシーズンを通して活躍したいです。