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2025.5.19[クラブからのお知らせ]

2025Jリーグシャレン!アウォーズ『ソーシャルチャレンジャー賞』を受賞

このたび、FC東京は公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)主催の『2025Jリーグシャレン!アウォーズ』(後援:スポーツ庁)において、エントリーした全国58クラブの活動の中から、【『NO PLANET,NO TOKYO』が描く未来。少年たちの夢を育む『HIGH HOPE』】が『ソーシャルチャレンジャー賞』を受賞しました。2020年以来、2度目の受賞となります。



今回の受賞は、FC東京に関わるすべてのみなさまのご理解とご協力があって実現することができました。クラブのホームタウン・社会連携活動に対し、日頃より温かいご支援をいただいているみなさまに心より感謝申し上げます。


これからも『わたしたちのくらしの未来につながるゴールを。』というソーシャルステートメントを掲げ、社会のハブとして、ファン・サポーター、地域、企業など多くの仲間と手を取り合いながら、真摯な姿勢でさまざまな活動を推進・サポートしてまいります。


そして、地域のみなさまに愛され、必要とされるクラブであり続けるために、誰もが住みやすく、生きがいに満ちた、より良い社会の実現を目指して、挑戦を重ねてまいります。


・『シャレン!アウォーズ』とは
Jリーグは『Jリーグのチカラで地域をより良くする』という想いを掲げ、シャレン!と呼ばれる社会連携活動を促進しています。


社会課題や、教育・ダイバーシティ・まちづくり・健康・世代間交流などの共通のテーマに、地域の人・企業や団体・自治体・学校などとJリーグ・Jクラブが連携して、活動に取り組んでおられます。


◇シャレン!Jリーグ社会連携webサイトはこちら


<シャレン!Jリーグ社会連携webサイトより一部抜粋>
毎年、全国のJクラブの活動から、特に社会に幅広く共有したいものを表彰する『シャレン!アウォーズ』が開催されています。今回は58クラブがエントリー。3月6日(木)~3月20日(木)の期間中に特設サイト上で『ファン・サポーター選考賞』の投票が行われ、17,000を超える票が集まりました。


◇2025Jリーグシャレン!アウォーズ特設サイトはこちら


【『NO PLANET、 NO TOKYO』が描く未来。少年たちの夢を育む『HIGH HOPE』】の活動


◇詳細はこちら



□多摩少年院との取り組みについて
FC東京は2016年より多摩少年院にてサッカー教室を通じた交流を開始し、2019年には小平グラウンドでの院外学習受け入れ、2023年には森重真人選手が院内で講演を実施しました。そして2024年『HIGH HOPEプログラム』として院内プログラムを株式会社一(ICHI INC.)と連携し始動しました。


このプログラムの目的は、少年たちが生きがいや目標を見出し、自律的に人生を歩み、将来は社会に貢献するプレイヤーとして羽ばたくことを後押しすること。


「夢・目標」「道徳・モラル」「製品企画」という3本柱で構成されています。
「このプログラムがあったから、もう一度頑張ろうと思えた」
「今の僕は、誰かの役に立ちたいと思っている」


これは、プログラムに参加した少年たちの言葉です。


彼らの気づきと変化は、私たちにとっても希望となり、次のアクションの原動力となっています。
現在は、2025年9月23日(火祝)アビスパ福岡戦に向けて、少年たちと共に製品企画を進めています。



□社会連携を支えるパートナーのみなさまへ
このような社会連携活動が持続的に活動できている背景には、多くのパートナー企業の皆さまの力強いサポートがあります。『NO PLANET, NO TOKYO』にご協賛いただいたパートナー企業の皆さまをはじめ、社会とともに歩むクラブの理念に共感し、未来を共に描くパートナーとしてご支援いただいております。この場を借りて、深く御礼申し上げます。

※左からFC東京 コミュニティジェネレーター 石川直宏、多摩少年院 元院長 青木治 さん、株式会社一 代表取締役 中馬 一登さん(2025年3月撮影)


<協働者>
多摩少年院(法務省)の詳細はこちら(外部リンク)
株式会社一の詳細はこちら(外部リンク)
「NO PLANET, NO TOKYO」パートナー企業はこちら


□選考委員の方からのコメント
やり直しのききにくい日本の状況のなか、少年院の入所者が増えている。取り残されがちな彼らを応援している大人がいることを伝えることが大きな励みになると思う。応援企業が昨年の23社から46社に倍増していることは、FC東京への信頼度の表れでもある。彼らが仕事を得て、立派な市民として生きなおすことができるように、他チームにも広げていただきたい。


□FC東京 石川直宏コミュニティジェネレーター メッセージ

2020年以来2度目となりますが、このような名誉ある賞を再びいただけたこと、そして何より活動をともに進めてくださったすべての関係者のみなさまに、心より御礼申し上げます。これまでの多摩少年院との積み重ねの中で昨年からは『HIGH HOPE プログラム』を継続して行っています。


初回で少年たちに伝えさせていただいたのは、「誰かのために生きることは、回りまわって自分の人生においての新たな歓びや彩りにつながる」ということ。


自分の頑張りには限界があります。私が18年間のプロサッカー選手生活を通じて体感し、学んだ大切なことのひとつです。

小さいころからの夢を叶えたとはいえ、その憧れた舞台で自分の生き様を示し続けるためには、歓びよりも苦悩や葛藤の方が断然多いのです。


そんな時にこそ顔を上げ、前を向き、周りを見渡した時に、一緒になって苦しみ、悲しみ、自分の人生に想いを重ねてくれた家族やチームメイト・スタッフ、心強いファン・サポーターの存在の大きさに気づくことができました。


「You'll Never Walk Alone...」


自分は決して独りじゃない。一緒になって人生を歩んでくれている多くのFC東京ファミリーとともに乗り越え、その先に待つ新たな景色をともに観たいと。


そんな想いが自分にとっての新たなモチベーションとなり、どんなことがあっても諦めない姿勢やマインドに繋がりました。


私が、FC東京という存在が、少年たちにとっての心の支えであり、心の拠り所で在りたい。
私たちの想いが少年たちの生きる力となり、少年たちの存在が私たちの生きる力となる。


この『HIGH HOPE プログラム』を通じて、今後もその様な関係を築いていきながら、少年たちとまだ見ぬ新たな景色をともに生み、ともに見たい!


被害者にも加害者にもならない、人と人が寄り添い、信頼や愛も持って共に支え合える、そんな社会の景色をめざして...
これからも継続して取り組んでいきます。




□本件に関するお問い合わせ
社会連携推進室
sharen@fctokyo.co.jp